6丁目のつぶやき

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お市の住んだ小谷城跡

2019-04-19 | 
信長の妹お市は浅井長政に嫁いだが
長政が朝倉方についた為
信長軍の攻撃を受けたドラマは
よく歴史本やテレビで見ます

合戦の舞台となった小谷城
その後のお市とその娘三姉妹の
巡り巡る歴史を
肌で感じたく琵琶湖沿いの
北陸本線河毛駅で下車しました

無人駅で辺りは田畑のど真ん中
誰も降りないので
ちょっと不安です

そこから資料館まで徒歩30分
途中
木下藤吉郎が小谷城を偵察するために
作った砦の小高い虎御前山を横目に
芭蕉も通った北国脇往還道
郡上宿らしき小道を歩きます




多分芭蕉もこの小谷城を見上げながら
お市の想いはなんて・・・

その山裾から本丸に向かって
狭い登山道の様な道を
登り始めました


屋敷跡を過ぎ番所跡まで
急登のため汗だく
ヤッケ、セーターを脱ぎ一息
天気が良ければ琵琶湖が見えると・・・






そこから本丸跡までは
馬洗池、首据石、黒金門跡、大広間跡 そして本丸跡まで数々の史跡
大堀切を経て山王丸跡、下って六坊跡より
今回は汽車の都合で時間が取れず
一山超える大嶽砦は断念して
樹木の生い茂る陽のささない薄暗い谷底添いの
いくつものお屋敷跡をしのび
清水道を下りました











樹木の伐採も無く説明杭だけが残る
必要以上に整備
されて無い
想像力だけの城跡








中世時代の武具は鉄砲が無く
槍と刀の攻防戦
構えも質素で
部分的にその辺の石を積み上げ
人間的で好感がもてました






登山道を登るような
まさに戦国屈指の山城
想像力豊かな魅力を
堪能した徒歩120分でした

虎御前山から鋸歯淡々と狙っていた
秀吉に攻められ落城し
お市他三人の娘は救出
お市は柴田勝家に嫁いで自害
その娘の長女茶々は秀吉の側女
となり自害
次女お初は京極家に嫁いで
三姉妹で一番長生きし
三女お江は前夫と離婚させられ
徳川秀忠の正妻に

女の幸せは?
なんて考えると
戦国時代に生きる女性
時の権力に翻弄される
人生の哀れさをこの小谷城に
感じましたが・・・

男女同権の今でも
それを引きずってないだろうか?
なんて思った山城でした










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1 コメント

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城跡も・・ (屋根裏人のワイコマです)
2019-04-19 11:57:56
いろんな城跡がたくさんあります。
時代とともに、その城の構造も違って
この時代は 殆どが山城・・景色のいい
以上に見晴らしがよくて・・何時でも
監視の効く場所に・・なので 不便な
土地に築いたものですよね~~
建築する お金や 人力 は???なんて
考えますと・・ロマンが崩れますよね
(⌒▽⌒)
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