(第13回)
山の斜面にも、白いゲンゲの群落が。
白いゲンゲ(白花種ゲンゲ)と、クローバー(シロツメグサ)。遠目には良く似ています。シロツメグサは、もちろん帰化植物(ヨーロッパ原産)。
同じく帰化植物のアカツメクサ(ムラサキツメクサ)も同じところに。花序の中に2重に花序を生じた奇型。
花を比べて見ました。花色以外の明確な差異は、白花種ではガク裂片が著しく伸長し、小花も前後に長いこと。後者は、詳しく言えば、伸長したガク裂片に押さえつけられることから、翼弁がより後方で外側へ折れ曲がるために、筒状様の基部もより長く見えるということでしょう。なお、上の写真の下方の花は、ツートンカラーの個体。基本的には赤花種と同じ花形です。