サパ 04.Aug.2011(上)
1 坂道1/3地点のトンガリ帽子と2/3地点の丸い家。トンガリ帽子の家は、僕の生家にそっくり!一時は、よく夢の中に出てきたのです。そして今見ている光景は、本物よりも、夢に出てきたそれと、全く同じ!
2~3 石段の真ん中辺り。左から2番目の男の子は足が不自由なのです。
4 石段の下部。
5~7 メスアカムラサキはいつもこの場所にいます。♂同士の追飛翔。(注:たった今、気が付きました、前にこの場所で見かけたのは、メスアカムラサキ♂ではなく、それにそっくりなリュウキュウムラサキの♂です)
8 滝壷(カットカット)とその前の出店の光景。
9~10 例の河原にはまたガキどもが屯しているので、今回はパス。昨日カラスアゲハ類が吸水していた路傍の木陰を目指します。
11 オットト!その路傍の木陰の入り口にガキ達が。
12~13 昨日見かけた、坂道の下の家の連中。生意気な石段のガキ達と違って、何やらフレンドリーです。
14 川から岩をよじ登って来て、昨日の4人が揃いました。
15 オッチャンはここで蝶々の撮影をしたいのだから、と手振り身振りで伝えると(彼らは石段の連中と違って、英語~といっても“金をよこせ”またはそれに関わる言葉~が出来ない)、素直に出て行った、と思いきや、すぐにまた戻ってきました。年長の少女も一緒です。そして、昨日カラスアゲハが集団でいた湿地に集まって、何やら木の葉っぱなどを探しています
16 今日はもともとこの場所には蝶が集まらないようだったので、まあいいか、としばし彼らを観察していました。年長の少女は彼らのお姉さん?お母さんにしては若すぎるような気もしますが、この辺りでは10代のうちに子供を産む女性が多いようですから、その可能性もあります。あとで気付いたのですが、そうか、小学校の先生かも知れない。もしかしたら野外授業?
17~19 路傍の草や木の葉を探し、子供たちに見せています。
20 これを丸く包んで、食べる(噛むだけ?)のだそうです。僕も試してみたけれど、とても堅い。台湾の“ビンロウ”の様なものかも知れません。
21~22 茂みにもぐって男の子が採ってきたのは、唯のシダの葉っぱ(写真は“先生”が採ってきた、たぶんまともな食用の葉です)。
23 外国人が通りかかっても(石段の連中のように“マニ、マニ”と声を揃えてまとわりつくようなことは無く)完全無視。その代わり、ベトナム人観光客と出会うと、そのままくっついて行き、何やら“商談”をはじめます。たいていの場合、商談は成立せず、すぐに戻ってくるのですが。昨日の外国人男性とそのベトナム人通訳は、まんまと騙されて(笑)、案内料を取られたうえ、道の無い断崖を歩かされたのでしょう。え? お前もついて来いってか。
24~25 田んぼの縁で座り込んでしまいました。一生懸命にイネの青い茎を集めています。
26~28 若い茎を食べるのでしょうか? そう思って身振りで訊ねたら、違う!と。やおら、茎から何かを取り出しはじめました。花が外部に展開する前の、茎(鞘)の中に納まった状態のごく若い花序です。これを食べるのだと。いやもう、美味しいのなんの。大袈裟に聞こえるかも知れないけれど、これまでの人生で食べたうちの№1(「白と赤の野生ストロベリー」と東西の横綱!)かも知れないと思うほどの美味しさです。
29 照れ臭いのと自慢顔の中間。
30 男の子。さっき取ってきたシダの葉に乗っけて、俺のほうが大きいぞ!
31 私のも撮ってね!
32~33 河原には、まだ裸のガキ達が屯しています。ふと思いました。彼らは決して唯遊んでいるだけではないのかも知れない。むろん銭湯の役割も兼ねているでしょうし、そのほか諸々の意義や効用が含まれているような気がします。決して“原始的な生活スタイル”なのではなく、理にかなった、結構高度のポリシーの上に成り立っているようなのです。見ていると、一定の法則があるように感じられます。2才以下ぐらいは服を着たまま、まだ泳いではいけないという事なのでしょう。この河原に集まる裸の連中は、5~6才前後? 裸で泳いでも良いけれど、奥の谷には行ってはいけません、と。岩上で蝶を撮影する左の谷で(一応服は着て)泳いでいるのは、年長の少年少女だけ。秩序や人間関係の育成の場になっているとも言えそうです。天然の幼稚園・小学校。
34~35 虫干し。健康面、精神面、衛生面、、、、様々な効用があることでしょう。
36~37 マンゴ食べて行かない? 熟したのではなく、まだ固い実、これがまた美味しいのです。