青山潤三の世界・あや子版

あや子が紹介する、青山潤三氏の世界です。ジオログ「青山潤三ネイチャークラブ」もよろしく

朝と夜のはざまで My Sentimental Journey (第86回)

2011-08-29 14:01:09 | サパ ベトナム 

サパ 03.Aug.2011


1~2 サパに戻って3日間、天候も悪かったことだし、終日室内でデータの整理とメール通信に没頭していたのですが、今日は晴天、
5日ぶりに山へ下る(!)ことにします。午前9時出発。





3~4 野菜市場を覗いてみました。どうやら麦菜は無いようです。サパは油麦菜の栽培には寒すぎるのでしょうか?





5 いつもの光景。



6 今日も石段を下ります。



7 カラフルな洗濯物に、何故か心を惹かれてしまいます。変なの!



8 中間地点(僕の“友達”の犬の家)。



9~10 下三分の一程の地点。こいつの家はここだったのか! それにしても愛想がない、僕を敵視しているみたいです(お母さんは柔和な表情なのにね)。





11~12 上から下を、下から上を。





13~18 なんだか、意地になって子供ばかり写しているみたいですね。













19 困った2人組。でもここのところ無理難題は言わなくなってきました。



20 お婆ちゃんの店、お孫さん(たぶん)が手伝いに来ています。



21 ちょこっと河原に寄ります。珍しく男の子が主体です。


22~23 アゲハ類はいなかったのだけれど、アカネシロチョウが。アジアの南半部では、再普通種のチョウのひとつ。カルミモンシロチョウが普通は滅多に見ることの出来ない稀産種なのに対し、いわゆる“駄チョウ”です。でも(カルミモンシロチョウだらけの)この時期のこの地では、こちらのほうが遥かに有難味があるように感じてしまう。色彩だって、断然綺麗ですし。





24~25 じわじわと“嫌がらせ”をする女の子に対し、男の子は直接行動に出ます。逃げまどうアカネシロチョウに向かって、容赦なしに石を投げつけます。





26~27 アゲハチョウ類は、今日は滝壷前の売店の端っこの路上(裸のガキがいる河原の入り口、以前カラスアゲハの“蝶の滝”が見られた岩面上の橋桁の横、このあと紹介するオッチャンの店の前)に集まっていました。地面がゴミと踏み跡だらけなので写真にならない。青い紋はカラスアゲハ(クジャクアゲハ)、緑の紋はルリモンアゲハ、白い紋はモンキアゲハです。





28 大人も邪魔をします。やめてちょうだい!



29~32 串焼き屋のおばさんのご主人はチョウを採集して日本のバイヤーに卸しています。僕を呼びとめて、これを見ろ!一番高価なチョウだ、と。オウゴンテングアゲハとテングアゲハ、一頭100$だそうです。でも卸値を聞いたら、(正直に、またはうっかりと口を滑らせて?)15$とか言っていました。









33~34 反対側の端っこ(=演劇小屋の下)は、いつもオオチャイロタテハ、それにクロアゲハとモンキアゲハが吸水集団を形成しています(崖下なので近寄れない)。今日は珍しくカラスアゲハ類が2頭(1頭はオオクジャクアゲハ)混じっていました。





35 この写真は一体何でしょうか? 言うまでもなく失敗作です。何も写っていません。それに纏わる因縁話を。



「そうか、来年(今年は時期が遅すぎる)は、ファンシーファン山の山頂に、オオゴンテングアゲハの撮影に行かねば、、、あのオッチャンは、ついこの間採集した、と言っているけれど、それは嘘だろう、、、でも、もしかしたらボロの♀ぐらいはまだいるかも、、、」と夢想しつつ、ふと前を見たら、ななななんと、演劇小屋の男の子がニコニコ笑いながら指さしている葉っぱの上に、巨大なオウゴンテングアゲハの♀が! 一瞬冗談だと思った。僕を担いでやろうと、標本(または紙で作った蝶)を張り付けたのかと。でも、ともかく撮影しておかねば!

というわけで、シャッターを押そうとしたのだけれど、シャッターは下りません。そうなのです。この機会に説明しておきます。中古カメラ屋で買った2万円余のキャノン・イオス・キッスは、さすがに中古だけあって、状態がよろしくない。ことに困るのは、ピントが合わないことと、シャッターが切れないこと。ともに致命傷です。それでもこれを使わざるを得ない。

以前に使っていた千明さんのキャノン・イオス・キッスは、去年の秋、ここファンシーファン山の渓谷で谷底に落っこちた時、もろとも水没、ホンコンのキャノン代理店に、修理に出したままです。修理費7万円なり。でも、千明さんからの借り物の大事なカメラですから、破棄する訳には行きません、代理店からの矢の様な催促には、近く回収(&支払い)に行くので、もう少し待って、と返事を繰り返すだけ。ついこの間も催促が来たので、「9月のはじめにはホンコンに行くのでその時に」と答えてあります。約束通り行くだけは行くつもり。頭を下げて、もうしばらく待って貰うしかありません。

それはともかく、現在使っている中古機材、ピントのことは改めて説明するとして、シャッターが切れないことの説明をしておきます。

一度オンにすると、常にシャッターを押し続けていなければ、シャッターが下りなくなってしまうのです(よって膨大な無駄なカットを写さざるを得ない)。そうなれば、一度電源を切らねばならない。電源を切ってしまうと、オンにした後、(複雑な操作を経て)5~6回押し続けねば、シャッターが切れないのです。これまでに写した(このサパ編で紹介したものも含め)全てのカットは、そのような苦労を経た上で、撮影したものなのです。

という事で、突然の出現、シャッターが切れません。やっと回復した最初のカットが、飛び去る瞬間にシャッターを切ったこれ、慌てていたので設定が狂ってしまい、バルブになってしまっています。もちろん、何にも写っていません。

本当にオウゴンテングアゲハの(飛び古した)♀だったのでしょうか? オウゴンテングアゲハの事を思い浮かべていた時だったわけですから、巨大な蛾をそれと見紛ってしまった、と考えたほうが妥当でしょう。いずれにしろ、幻のオオゴンテングアゲハ、何だか出来過ぎた話のように思いますね。




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