場末の雑文置き場

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ドラマ「ナオミ」Lesson1~9感想

2018年01月18日 | 映画・ドラマ

藤原紀香主演の学園ドラマ。若かりし頃の一條さんが生徒役で出ているということでずっと気になっていたんだけど、DVD化もされていないし、20年近く前のドラマなんでもう見られないだろうと半ば諦めていた。そうしたらフジテレビオンデマンドで見られることが最近わかったので見始めた。ありがたや。

主人公の藤堂先生の言動には最初かなり引いてしまった。未成年である男子生徒を男として見ていて、そのことを隠そうともしないのに開いた口が塞がらなかった。特定の生徒に名刺を渡すのもかなりアレだけど、いきなりキスするのは完全にアウト。

それでもこの先生、妙に魅力的なんだよな。あの堂々として自信満々な態度と、何を言われても決して怯まない鋼メンタルがかっこいい。
「男にしか興味がない」なんて言ってる割に女子生徒の面倒も結構親身に見てるよな。エピソードのほとんどが女子生徒の悩み解決話だし。男子生徒に対するセクハラさえなければ、普通にいい先生だと思うんだ。そのセクハラが大問題なわけだが。
第8話では痴漢シーンがコメディタッチに描写されていたりしたし、そういうところはちょっとなあ、と思う。まあ昔のドラマだと思えばスルーできる……かな?

あと、何話も見ると、ご都合主義展開なのがちょっと気になってしまうかな。第10話はみんなの前で親子喧嘩したら長年のわだかまりが解けてすぐ分かり合えて、拍手までもらえるのが都合良すぎ。

でも、なんだかんだ言いつつも結構楽しく見られた。音楽がかなり好みだし(特にボーカルのないオープニング曲)、脇役の先生たちもいい味出してる。
主役の三人のナオミ先生の中だったら、私はクールな甲斐先生派かな。藤堂先生もいいけど、甲斐先生はセクハラしないしね。矢代先生は一番無個性だな。

お目当ての一條さんは、女子にいじめられている気の弱い生徒の役だった。髪は長めで、ちょっと女の子みたい。いつも下を向いていて、猫背で、同級生にも敬語。そしてボクっ子。一條さんの役柄としては今まで見なかった感じ。敢えて言うなら「仮面ライダー龍騎」第15話に出てきた、いじめられっ子に擬態した芝浦にちょっと似てるかな。
第2話でちょっとスポットが当たって、ここで一條さん話来るかなと思ったんだけどなかった。でも終盤にスポットが当たるほうがおいしいかも。

生徒役だとその他に小池栄子がいたりして、ちょっとびっくり。生徒で一番出番の多かった黒坂真美は、「美女と男子」の脇役で出ていたことを思い出す。この頃はこんなに目立つポジションにいたんだね。
一番驚いたのは、第5話で津田寛治がほとんどモブに近い役で出てきたことかな。昔のドラマはこういう発見があるのが面白い。

第10話はいろいろ思うところがあったのと、一條さんがメインの回ということで、別記事にて。


→Lesson 10・11感想


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