台湾旅行から帰って1週間が過ぎた。どうもその帰国便の機内で胃腸風邪に感染したらしい。旅行の記を書こうかと思いながら日が経った。
帰ってからのようすは土曜日に診察をして薬をもらってその4日分がちょうど腹痛の時期だった。この週に入って火曜日あたりからのどが痛くなり鼻水などの症状となった。胃腸風邪は人によって長引くと聞きそのパターンかとあきらめて市販の薬を服用した。下痢は止まったので頓服は使わずに済んだ。体力の回復と気力の温存とをはかって、この苦しい、痛い、何とも言えない状況から脱出することになる。機内での感染はグループでの複数に症状が出た。一緒に帰国してやられた。それぞれに軽症ですんだようでほっとした。診た医師によっては台湾の食用油の危険性を説明したようだ。台北ではそういうこともなく楽しく過ごしたのであるから、それは機内食のことになる。思い出せばそうでなくても思い当たるようなことになる。 . . . 本文を読む
現代日本語文法文章論 題材は、タイトルが、野生のトラ撮り探検記 とあり、副題に、美しさ・危うさ持つ姿に魅了、インドに通い写真に収める とある。日本経済新聞の文化面、20140926付けである。執筆者は 堀明氏である。なお、有料会員サイトであり、著作の全文をこのように言語分析に資料としているので、そのことをお断りするとともに、ここにお礼を申したい。
冒頭の文は、次である。
> 黄金色に光る瞳、しなやかな身のこなし。
末尾の文は、つぎである。
>徐々にか細くなるトラたちの声に耳を傾けてもらうきっかけになればうれしい。
書き出しの文段は、次のようである
> 黄金色に光る瞳、しなやかな身のこなし。野生のトラを写真に収めたくて、40歳を過ぎてからインドに通い始めた。今年で14年になる。トラの保護区に指定されている国立公園を訪ねて回った。幾度シャッターを切ったことだろう。気の遠くなるほどの回数だ。
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名駅浸水はビル工事原因 竹中工務店社長が謝罪 中日新聞トップ記事、見出しである。20140926
リードには、二十五日午前二時四十分ごろ、名古屋市中村区の市営地下鉄東山線名古屋駅構内に雨水が流れ込んでいるのを、駅職員が見つけた、とある。
記事見出しに、東山線 9時間運休 15万人影響 とある。
中段の見出しに、羽生王位4連覇 とある。20140926
古事には、将棋の第五十五期王位戦七番勝負(中日新聞社主催)の第七局二日目は二十五日、神奈川県秦野市の鶴巻温泉「陣屋」で行われ、午後四時三十一分、先手番の羽生善治王位(43)=名人、王座、棋聖=が百十九手までで木村一基八段(41)を破り、対戦成績四勝二敗一持(じ)将棋(引き分け)で防衛、四連覇を果たした、とある。
>羽生の王位獲得は通算十六期目。持ち時間各八時間のうち残りは羽生一時間五十二分、木村十七分。 . . . 本文を読む
MSNによれば、「チンする」は9割超使用 「タクる」「ディスる」は1割未満 国語世論調査 とあり、その記事に、disる について、英語で否定を意味する接頭語「dis」が語源で、けなしたり否定したりする意味の「ディスる」も低く5・5%。最も高いのは16~19歳で34・1%、20代が33・7%と続いたが、30代は5・4%で差がついた と報じる。東京新聞は、英語で否定を意味する接頭語「dis」が語源の「ディスる」はインターネット上で広まっており、二十代以下で34%が使用 とある。どうも、新聞解説では、その語の内容と用法がわからない。diss
というのであって、それもこれが15年前にアメリカで流行ったというつぶやきもあって、これを調査した意図がわからないから、解説もしようがないのだろう。語源の解説もパターン化したとらえ方で、これでは誤解だけをふりまくのは、いつもの国語調査が起こしている功罪だ。 . . . 本文を読む
現代日本語文法文章論 題材は、タイトルが、ピッケル研究 頂上目指す とあり、副題に、登山の進歩支える「山男の魂」、国内外からコレクション とある。日本経済新聞の文化面、20140925付けである。執筆者は諏訪部豊氏である。なお、有料会員サイトであり、著作の全文をこのように言語分析に資料としているので、そのことをお断りするとともに、ここにお礼を申したい。
冒頭の文は、次である。
> 険しい雪山を登るのに欠かせないピッケル。
末尾の文は、つぎである。
>今後も研究を深めるとともに、コレクションを広く見てもらえる博物館を設けたいと考えている。
書き出しの文段は、次のようである。
> 険しい雪山を登るのに欠かせないピッケル。侍の日本刀になぞらえ「登山家の魂」ともいわれた。つるはしのような形をしていて、雪にさして登る手がかりにしたり、氷雪を削って足場をつくったり、つえにしたりする。私は約15年にわたり、ピッケルの収集と研究を続けてきた。本場スイスやフランス、イタリア、日本製などコレクションは約200本に膨らんだ。
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防犯カメラに後歩く姿 神戸女児遺棄、47歳容疑者は黙秘 中日新聞トップ記事、見出しである。20140925
リードには、
神戸市長田区長田天神町の茂みでポリ袋に入った遺体が見つかった事件で、兵庫県警は二十四日、遺体を十一日から行方不明になっていた小一女児(6つ)と確認し、死体遺棄の疑いで長田天神町一、無職君野康弘容疑者(47)=鹿児島県出身=を逮捕した、
とある。
記事見出しに、「調べ」に黙秘します、とある。
中段見出しに、テロ資金根絶へ新法案 政府提出新法案 恣意的運用懸念も とある。20140925
記事には、
政府は二十四日、国内でテロ行為に関与する恐れのある人物らを対象に、金融取引などを規制して資産を凍結する新法案を二十九日召集の臨時国会に提出する方向で調整に入った、
とある。 . . . 本文を読む
文化庁の国語調査が発表された。調査は今年3月、全国の16歳以上約3500人に尋ね、約2000人から回答を得た。造語について始めておこなわれて、約半数の人が使っていることがわかた。事故る、パニくるなど。その割合は、チンする 90.4 サボる 86.4 お茶する 66.4 事故る 52.6 パニクる 49.4 愚痴る 48.3 告る 22.3 きょどる 15.6 タクる 5.9 ディスる 5.5 また、ことばの意味について、慣用句の意味について、世間ずれ、では、世の中の考えから外れている、という回答が、55%を占めた。世間を 渡ってずる賢くなっている、という回答は、36% だった。まんじりともせず、は、眠らないで、と答えた割合が、29%にとどまった。じっと動かないで、という回答が、52%になった。
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現代日本語文法文章論 題材は、タイトルが、人形芝居「綱火」たすき継ぐ とあり、副題に、茨城「小張松下流」の家元、400年の伝統を持ち独自に発展 大橋健一 とある。日本経済新聞の文化面、20140924付けである。執筆者は大橋健一氏である。なお、有料会員サイトであり、著作の全文をこのように言語分析に資料としているので、そのことをお断りするとともに、ここにお礼を申したい。
冒頭の文は、次である。
>神社の境内に張った綱に花火を仕掛けたからくり人形をつるして操り、伝統的な日本の物語を演じる。
末尾の文は、つぎである。
>来年は本番の開催日がずれるので、ぜひ両流派の違いを見比べていただきたい。
書き出しの文段は、次のようである。
> 神社の境内に張った綱に花火を仕掛けたからくり人形をつるして操り、伝統的な日本の物語を演じる。茨城県つくばみらい市に伝わる「綱火」という人形芝居だ。火祭りの一種だが、派手で凝った演出や精巧な舞台装置が持ち味で、全国的に非常に珍しい行事だろう。 . . . 本文を読む
複数の袋に遺体、女児か 神戸・不明小1宅から100メートル 中日新聞トップ記事、見出しである。20140924
リードにhは、二十三日午後、神戸市長田区長田天神町一の茂みで、兵庫県警の捜査員が、袋に入った子どもとみられる遺体を見つけた、とある。
> 県警は死体遺棄事件として捜査。現場は十一日から行方不明になっている市立名倉小一年、生田美玲(みれい)さん(6つ)宅から東約百メートルの住宅街で、県警は遺体の身元確認を進めるとともに関連の有無を調べている。
中段見出しに、米、シリア空爆開始 中東5カ国参加 「イスラム国」標的 とある。20140924
記事には、米国防総省は二十二日、イラクとシリアで勢力を拡大するイスラム教スンニ派の過激派組織「イスラム国」打倒のため、米軍と友好国軍がシリア領内の空爆を開始したと声明を発表した、とある。
>これまで他国の紛争への介入に慎重だったオバマ米大統領は従来の方針を転換し、イラクに続いて隣国シリアへの空爆に踏み切った。 . . . 本文を読む
彼岸についていつも、季節の春秋がめぐるたび、この時期に、この語の不思議を思う。それはお彼岸と呼ばれて国民の祝日になる要素を持つこの行事にあると考えざるを得ないからである。彼岸という語はやさしい意味合いを持つ語ではない。サンスクリット pāram パーラムの意訳であり、仏教用語としては、波羅蜜 Pāramitā パーラミターの意訳、至彼岸に由来するという説明で、これは難しい修行またはその結果のようである。そのような語を以て、これほどわたしたちにおなじみのある彼岸とは、まさに彼岸会がったからであり、それは衆生済度の意味合いであったろうか。悟りに至るために越えるべき迷いや煩悩を川に例え、その向こう岸に涅槃があるとする、とする由来だ。そして、日本では彼岸会という法要である。歴史的に、806年、大同元年、初めて彼岸会が行われ、このとき崇道天皇、早良親王のこと、そために諸国の国分寺の僧に命じて、七日金剛般若経を読まわしむ、と、日本後紀に記述されている、という。春分、また秋分を中日とし、前後各3日を合わせた各7日間、1年で計14日間である。この期間に行う仏事のことである。 . . . 本文を読む