阪神・淡路大震災から22年が経った。6434人が亡くなった。慰霊が行われる。1・17のつどい。>阪神大震災から22年、6434人に鎮魂の祈り 2017/1/17 6:29 . . . 本文を読む
今上天皇の退位のことがスケジュール化した。あと1回の正月で元号が変わる。その元号を議論して、言語学者の提案がある。日曜日のコラム、現代ことば考より。そのローマ字略号を考えてのことだ。都合の良いような話に見えて、そこには日本の時代のとらえ方が現れる。その話しを追うと、使用できる文字は英文字12個しかないというから、それも考え方だと妙に感心したようなことになってしまう。それでもローマ字略号と一方では英語の表記を習った西暦の下2桁を書く方式が多く用いられるようになってきているのだから、その趨勢は、年号による表し方だ。元号を使わなくなるとは、その議論があるわけでないが、言葉を漢語出典を求めての漢字2字にすること自体を考えてみると時代に合うか合わないかだけではない論があってもよい。退位と譲位と、近代になってしたのが天王の薨去による退位だけであるから、儀式そのものも、その譲位となると前代未聞のこととなる。そのことを、どうお考えなのか、誰かに聞いてもらいたいものだ。
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プロファイリング >個人情報保護を巡る欧米での議論が急速に深まっている。コンピューターの能力向上で大量のデータ処理が容易になり、人工知能(AI)が実用段階に入ったことが背景だ。個人の性向を自動解析する「プロファイリング」規制など今年5月施行の日本の改正個人情報保護法には含まれない論点もある。企業は海外を視野に入れた対応が不可欠だ。 この言葉の意味には、プロファイリング 過去の犯罪事件にかかわる諸種のデータベースを活用して、新たな事件の犯人の型・特色を割り出す方法と言うのであった。▷ profiling とだけいうものであったのは、これは、offender profiling、criminal profiling の用法である。犯罪者プロファイリングと言うべきだとする。
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アジアで増えている電子のゴミについての日経記事である。日本が223万トン、韓国が83万トン、ずいぶんの差だと思っていたら、なんと、中国は688万トンだそうである。東アジアと東南アジア全体で、1230万トン発生だという。米国のパソコン生産を抜いている中国である。2011年来、ここ数年の変わりようはアジアにある。電子ゴミはまさに機械をそのまま廃棄しているから、リサイクルに回すなど、ゴミそのものの管理が必要となる。水銀や鉛などの有害物質も含まれるため人体や環境への影響が懸念されるという解説である。 . . . 本文を読む
自己盗作になるという、SELF-PLAGIARISM 自己剽窃のことを読む。サラミ論文、サラミスライス方式でないこと、サラミはいくつにも分けることである。オリジナルの研究について引用していることを確認する、とあって、最初のものへの言及があること、方法が自分の過去の出版物ですでに記述されている旨を書くこと、さて、その同時に起こることとは、投稿を分けることになるが、はたして、受付して採用されるものとなれば、どちらのものも難しい結果となる。さて、サラミスライスはかつて、外交戦術、軍隊の進出での話であったか、サラミ法でスライスをかすめとろうとする中国の戦略というものがあった。 . . . 本文を読む
漢字を書かない世代と入力したら、パソコンが候補検索に挙げた。前にもこのことを取り上げたのかと思う。緊急の様相を見せ始めたのは、ワープロがあるから、書くことをしないので、覚えなくなる現象である。指先だけの動きで字形が出てきて、それでも、字の違いが認識できればことが足りる、それで良いとなると、漢字を1000年にわたって書き続けてきたというのは、ふっと、そうかと、合点することになる。古い用語で識字ということがあった。識字階級などと言っていたが、文字を書いたり読んだりするのは教育の結果であるから、その教育を受けなかったことで、文字を操ることができないということがあったようだから、それに比して、現代は、教育の結果として、同じように文字を操ろうとしない人々がいる、ということなのかもしれない。その絶対数をどうのこうのと言っていても、文字を書かない世代がいつの世にもいたのかと、そういうことに過ぎないという、変な溜息になってしまう。それでも、あまりにも、漢字がわからない、のではなくて、書けない様子を現実に見てしまうと、結果として成人してそれまでに努力のことが、あるかないのか、不思議が勝るだけである。 . . . 本文を読む
文法文章論、文章論文法といずれがよいか。文論、文章論、構文論、シンタクスとその名称をもって議論が行われてきたが、文章を文法分析するものがない。文章論を名称に持つ議論は、学校文法文章論として展開し、日本語教育にも文章論を言うようになってきたが、多くは文章構成を述べるものである。国語連文論としての議論もあるが、果たして名を表すことはその体をも表わすことである。これまでに句論があり、語論があり、句法、語法があった。文論があって、文法ならば、文章があって文章法となる。ここで、文を単位とする議論であることから、文法を汎称とするかどうかである。句法、語法はいずれも文法になるし、文章を単位とする議論は文章法として文法になる。広義の文法という言い方も可能であるが、文章論文法とすれば、その意義は文章文法の定義をもって文法文章論となる。 . . . 本文を読む
雪が降る朝から、足元の悪くならないようにと願う。この日に雪が降る確率を調べたサイトがあった。えっ、23回のうちで雪が降ったのは5回しかない!23%だそうである。これはもうジンクスの話ではない。ただ調べた結果のコメントに、これは東京地方の降雪日のようだが、月に2.8日のうち、センター試験に降る日となる。さらに、天気が悪い日を調べると、 >全23回中12回は雨または雪(みぞれ、あられ)を経験しています。 ということになって、2分の一の割合で天候がよくない。結果には、雪が降ると報道が過熱しているという、もっともなことだが、それが記憶さえていくというのも興味のあることだ。
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日本語文法を品詞と文章に説明する解説書を見る。岡田正美による、日本文法文章法大要である。日本文法は文字を二行に割ってタイトルにしている、文章法大要である。日本語文法研究書大成、平成13年6月、第8回配本、勉誠社刊になる。元版は東京吉川半七発行、明治33年8月刊行のものである。凡例によると、著者が、明治32年夏に国語伝習所夏期講習会での講義筆記録、下石政之進の筆記によると見える。岡田正美 おかだ-まさよし 1871-1923 は、国語学者である。 . . . 本文を読む
米国を分断したと、ニュースキャスターは語った。80歳の年齢になったので第一線から引くという彼女は、人々から相手の言葉に耳を傾ける寛容さがなくなってきたと感じているという、ニュースのコメントが注意を引いた。ダイアン・リームさんは、主婦をしながらスタッフとしてラジオ放送を手伝っていたところ率直でいてやわらかな語り口が評判を得たそうだ。43歳から37年間にわたり司会者を務めて、ワシントンから2時間にの、週5回の放送で全米に語りかけてきたという。何をどう分断し始めたか、言葉に対する寛容と尊敬がなくなってきたように言うのは、米国社会だけのことではないようだ。地球上の各地域でその動きがあらわれて、政治のニュースになっている。一概にとらえるのは困難であるが、米国大統領が語る一言が世界を駆け巡る時代が、言葉だけでないところにトランプ現象を起こしている。 . . . 本文を読む