ぶらっと 水戸

水戸の見て歩き

水戸の緑地保全地区

2024-04-01 21:53:08 | 水戸

 那珂川に面した上市側崖下などのあちこちに、「上市緑地保全地区」という立札がたっています。気がついたところを撮ってきました。現在は、「特別緑地保全地区」というようで、水戸城あたりから、市道・城東・文京線にそって、文京1丁目あたりまで、指定地区が断続的に続いているようです。開発などを行う場合には、知事の許可が必要になるようです。平地が多い水戸では、多くはすでに開発済で、自然や緑が残っているのは、沢のような低湿地か崖がほとんどのような感じがします。たぶんこの特別緑地保全地区のほとんどは崖なのでしょう。下にある住所は、立札のあった所です。上の地図にある番号は、下の説明にある番号と対応しています。③、④、⑤は、市道から一つ入った散策路沿いに立札があります。

 

①三の丸  36°22'19.4"N 140°28'54.1"Eあたり
 国道50号線の第一高校の崖下あたりです。以前はコンクリート壁で崩れるのを防いでいるようでしたが、たぶん、緑地保存の考え方からなのでしょう、最近の工事では、崖下に丈夫そうなフェンスが建てられていました。

 

②大手門下  36°22'30.7"N 140°28'43.5"Eあたり
 水戸城三の丸の一部と、二の丸、本丸を取り巻く崖全体は、緑地保存地区に指定されているようです。写真に見える階段をのぼると、大手門前に出ます。

 

③小沢の滝  36°22'47.1"N 140°28'25.0"Eあたり
 ちょうどニリンソウが咲いていました。コウヤワラビの群生も見られます。ここから、上る坂道には、130段の階段があります。かつては滝があったようですが、江戸初期の治水家・永田円水によってつくられたという説があるそうです。東武館をつくった小沢一郎も、滝に名前が冠されているので、幕末か明治に何か係わったのでしょう。

 

④金町 36°23'00.2"N 140°28'00.7"Eあたり
 どこも、竹や杉、ブナ科の木などが目につきます。

 

⑤祇園寺下湧水  36°23'25.4"N 140°27'32.9"Eあたり
 このあたりは、ロマンチックゾーンといわれていて、湧水地が続いてます。水戸八幡宮下の神明水、祇園寺下湧水、お茶の水湧水、七曲坂湧水、弓道場下湧水と並んでいるようです。水辺の野草も楽しめます。

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