ぶらっと 水戸

水戸の見て歩き

水戸の刀(3)

2022-02-15 19:41:10 | 水戸

石剣(水戸市埋蔵文化財センター 塩崎町1064-1)
 全隈町(またくまちょう)の金洗沢(かねあらいざわ)から出土した、縄文時代中期(約4500年前)の石剣だそうです。緑泥片岩で作られているようですが、把手の方にある丸い部分には模様の刻まれているものもあるようです。宗教的な使われ方をしたように思えますが、用途はまだ分からないそうです。

 

鎧姿の埴輪(水戸市埋蔵文化財センター 塩崎町1064-1)
 大串町内にある北屋敷2号墳出土で、古墳時代後期(6世紀後半)の鎧を着て刀を持った武人の埴輪です。刀は勾玉で飾られているそうです。体をおおう、小札(こざね)という小さな防禦板を色違いにしていて、市松模様のようの部分もあって印象的です。市の指定文化財だそうです。

 

青面金剛(観音寺跡 吉沼町686-3)
 青面金剛は庚申講の本尊なので、庚申講で建てた石像なのでしょう。腕は4本のようで、内、後の2本は弓と矢を持ち、前の右手で宝剣を握り、前の左手でしょけらを持っています。邪鬼を踏み、台石には見ざる聞かざる言わざるの三猿がいます。弓・矢の下にいるのは鶏です。この形の青面金剛は水戸では大変珍しいようです。

 

徳川頼房像(36°22'22.4"N 140°28'53.5"Eあたり)
 平成16年に建てられた、篠原洋・作の頼房像です。周囲が装飾的にギザギザとなった鐔(つば)の刀のようです。

 

市毛近江介徳鄰墓(神崎寺 天王町8-17)
 市毛徳鄰(とくりん)は、はじめ農鍛冶で、水戸藩士・久米長徳を師として作刀を学び、天保1年(1830)には京にでて伊賀守兼光の門に入り、近江守を受領したそうです。水戸へ戻って天保6年(1835)に59歳で没したそうです。市の指定文化財になった市毛・作の刀もあるそうです。

水戸の刀(2)


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