弁護士任官どどいつ集

弁護士から裁判官になった竹内浩史のどどいつ集

人が溢れる 都会の人は 人を人とも 思わない

2006年05月21日 19時48分05秒 | 未分類
名古屋から来た私が東京人に違和感を抱くのは、道ですれ違う時に相手をよけようとしない人が多いことである。
互いによけようとしたのに、同じ方向によけたため、ぶつかってしまったというのならば理解できるが、東京人は本当に一直線に衝突するという印象を抱く。
朝の超満員の通勤電車での押し合いもひどいもので、乗るのが嫌になる。名古屋ではそんな経験はしなかった。
これだけ人が多くなると、もはや人の住む所ではなくなるのかも知れない。

「めー」と羊が 鳴いてるように 名駅・名テレ 名地裁

2006年05月21日 00時59分28秒 | 未分類
引き続き中込名古屋高裁長官のエッセイの次の部分から。

名古屋駅を「名駅」と省略するのにはなかなか馴染めない。それも「めいえき」ではなく、「めーえき」と発音する。「名駅何丁目」と地名にもなっている。ちなみに地元の「名古屋テレビ」も「名テレ」であり、これも「めーてれ」と発音する。名テレのマスコットキャラクターが羊という徹底ぶりである。

長官、その通りです。
さらに加えると、名古屋で「めーだい」と言えば、明治大学ではなく名古屋大学のことです。
もちろん、裁判所も「めーこうさい」「めーちさい」「めーかんさい」です。

味噌で煮込んだ 田舎と都会 名古屋ええとこ おいりゃあせ

2006年05月20日 18時28分50秒 | 未分類
愛知県出身の私は、名古屋で16年間にわたり弁護士をしていた。
法曹会の会報「法曹」5月号に中込秀樹名古屋高裁長官のエッセイ「名古屋及び名古屋人点描」が掲載されている。
名古屋に住んでまだ1年というのに、長官の観察眼と研究心はさすがと思った。
「偉大なる田舎」名古屋は、赴任した裁判官も含め、「転勤族にも暮らし易い所」だそうだ。また「名古屋人は、概して礼儀正しく、物静かで、協調性に富む。他国から来た者については、本音としては歓迎していないのかもしれないが、決して好悪を表に出すことはなく、排他的ではない、付き合い易い人々である。」との評。
裁判官の仕事もしやすい気質のようだ。

ちなみに、名古屋と正反対に、赴任した裁判官から口を揃えて気質が難しい所と評されるのは、京都である。

金だ玉だの 用語を聞いて 好きな将棋を 思い出す

2006年05月19日 09時06分36秒 | 未分類
将棋名人戦第4局2日目が、私の出身地・愛知県蒲郡市「銀波荘」で進行中。
先ほどテレビで封じ手開封の場面を見た。
全く関係ないが、先物取引の事件で、金(きん)の玉(ぎょく)を建てるなどと言われると、将棋を思い出す。

か行判事は 考え、記録、工夫、計画、行動す

2006年05月18日 23時40分09秒 | 未分類
今日の東京新聞朝刊の半藤一利さんのコラムによると、最近の女性は、昔のようなサ行(裁縫、しつけ、炊事、洗濯、掃除)ではなく、カ行で生きているのだそうだ。
裁判官としても見習いたい。

日本の判事は ジェンヌのように 清く正しく 美しく

2006年05月18日 07時57分58秒 | 未分類
「清く正しく」と言われれば、私は宝塚を連想してしまいます。

棋士も判事も 大切なのは 「清く正しく 見て知って」

2006年05月17日 20時27分17秒 | 未分類
会費制で一般参加も可能だと聞いて、今晩は、将棋の羽生善治王将の就位式に参加した。
幸運にも抽選に当たり、直筆色紙を戴いた上に、羽生王将に握手してもらった。
「来年は、永世王将(通算10期)と永世名人(通算5期)をぜひ」と激励させて戴いた。
色紙の文字は「清正見知」。
私の宝物になる。

付帯決議を 取ったというが そんなの六法に 載ってない

2006年05月16日 22時53分57秒 | 未分類
法務省が罪にならないと国会で言明したものを裁判官が有罪にするのか。これについて弁護士らは、こう口をそろえる。「裁判官は行政から独立しており、法律の条文にのっとって有罪、無罪を判断する。国会で、いくら答弁や付帯決議を引き出しても、条文に明記されない限り、裁判では考慮されない。議員は、それらをきちんと理解し審議してもらいたい。」(東京新聞の今日の朝刊から)
私は、付帯決議は考慮できないわけではないと思う。しかし、せめて六法には載せられないものか。

敵と味方の 古田と野村 賀状出そうか 出すまいか

2006年05月16日 00時37分57秒 | 未分類
古田監督は、野村監督が阪神の監督だった当時、年賀状を出さなかったのだそうだ。
古田監督「年賀状については、阪神の監督をされている間、やはり敵軍の将だからということで、一線を引かせていただいただけのことです。今年はちゃんと出しましたよ(笑い)。」(「週刊ポスト」3月3日号180頁)
裁判官もびっくり。私は弁護士時代も相手方弁護士に出してました。
でも、よく考えてみたら、今年の方が交流戦で監督同士の直接対決があるんですが。
今日から注目の「東北楽天×東京ヤクルト」3連戦。

動く証拠が 動かぬ証拠 一部可視化じゃ 瑕疵がある

2006年05月15日 21時27分45秒 | 未分類
皆さん、昨日放送されたテレビ朝日「ザ・スクープスペシャル」をご覧になりましたか。
第2部は「裁判員制度と取調室の可視化~現職裁判官に緊急アンケート~」。
日本裁判官ネットワークのメンバーの安原浩判事(広島高裁岡山支部長)と森野俊彦判事(大阪高裁)が、鳥越俊太郎キャスターのインタビューを受け、取調べの全面可視化を提唱していました。
アンケートでは、他のメンバーの意見も紹介されました。私は遠慮しましたが。
番組ホームページは
http://www.tv-asahi.co.jp/scoop/
間もなく動画配信も開始されるようです。

「私の中の 悪魔の仕業」 中世だったら 火あぶりに

2006年05月15日 17時52分07秒 | 未分類
「魔女狩り」として悪名高き、かつてのキリスト教の宗教裁判では、そんな主張をしたら、自白事件として直ちに火あぶりの刑になったのでは。

「弁護士任官」 ググって見れば 私が一番 上に出る

2006年05月15日 00時13分56秒 | 未分類
Googleで「弁護士任官」を検索してみた。
私の記事が一番上に出た。
お恥ずかしい。

時に習った まなびの館 ともあり遠方 より来たる

2006年05月14日 18時34分54秒 | 未分類
今日は、我が母校、時習館高校の同窓会に参加。
卒業後25周年の同窓生が全国から集まった。
母校の校名は、論語の「学びて時にこれを習う、また楽しからずや」から命名された地元豊橋(吉田藩)の藩校から引き継いでいる。校名からして私立高校と間違われやすいが、愛知県立の公立高校である。

たった2キロで 線引きしても 円くおさまる わけがない

2006年05月13日 15時57分31秒 | 未分類
判決翻訳どどいつシリーズ。
昨日の大阪地裁「原爆症訴訟」判決をどどいつに。
認定基準を機械的に適用すべきでないと述べ、爆心地から2キロ以上離れて被爆した「遠距離被爆者」も認めた。

豊かになった 日本の民は 世界平和に 布施をする

2006年05月13日 10時56分36秒 | 未分類
どどいつの番組が、毎週第2土曜日(午前10時05分から52分まで)全国放送されている。
NHKラジオ第1「文芸選評」の中道風迅洞「折りこみどどいつ」。
今日のお題は、ユニセフだった。
句の頭文字が「ゆ・に・せ・ふ」になるように、私も作ってみた。
日本人はお金しか出さないのかと言われたらしいが、お金を出すのだって大変な事である。胸を張っていいと思う。
少なくとも、きちんと国連負担金を出さない国に言われたくはない。
次回6月10日放送のお題は「チクタク」(5月31日締切)だそうだ。