PROLOGUE
前々回、私が最近仕入れた作品を紹介したところ
複数の方々から反応を頂いた。
非常に嬉しかった。ということで、今回は
私のフェイバリットを並べてみる。
何度も聞いた、読んだ、観たものばかり。
そしてまた聞きたい、読みたい、観たいものを
厳選してた。
いわば私の思考のルーツである。
マイ・アイテム 2 2
1、CD:アビー・ロード
CDP7 46446 2(米盤)、1969年製作、イギリス
いわずも知れたビートルズ最後のアルバム。
そして私が初めて買ったビートルズのオリジナル・アルバム。
これ以前はダイナミック!ダイクマで買ったお得用CDセット
で満足していた私。
中学一年の時、友人からアップル・レコードじゃなきゃダメ
だよと指摘され急いで購入。
それまでの編集版と違い、アルバムを貫くムードを感じる。
「ポリシーン・パム」から「シー・ケイム・イン・スルー・ザ
バスルーム・ウィンドウ」のつながる部分では毎回鳥肌の嵐。
「ジ・エンド」は絶対に飽きない。アンソロジー3に
収録のバージョンではイントロがよりかッこいい。
短い曲ではあるが、ポール→ジョージ→ジョンが4秒の
フレーズごとのギターバトルは圧巻。そしてビートルズ史上
唯一のリンゴ、ドラムソロ。しかも長い!このアルバム中での
リンゴのドラムはヤバ過ぎだ。特に「カム・トゥゲザー」の
ハイ・ハットなしのリズム・パターンは斬新。ある意味で
クリームのジンジャー・ベイカーのよりも使える音である。
アビー・ロードでのリンゴのスタイルがT-REXらグラム・ロック
へと受け継がれ、その後のニュー・ウェーブ、パンクにも通用
するのだから凄い。
'70sを通してもベスト・ドラマーはリンゴという説もある。
彼はヘタだったとは間違った伝説。
そして20秒未満の部分の音にに30人編成のオーケストラのさらに
オーバーダビングを使う。何とも贅沢。キレている。
ビートルズのアルバムはその日によってお気に入りが変わるが
通算して最も聞いているのがこれだろう。
ちなみに、ハッピー・エンドの鈴木・茂の無人島レコード
がこれだった。ジョージのエフェクター使いは凄いと力説
しておられた。
2、CD、泰安洋行
CRCP-28136、1976年製作、日本
細野・晴臣のソロ、サード・アルバム。
のっけの「蝶々さん」のリズムから凄い。歩きながら
聞いていると歩くテンポを崩される。林・立夫マジック。
山下・達郎のホーン・アレンジ、細野's亜熱帯ボイス。
大滝・詠一もコーラスに加わり濃厚な空気が漂う。
同時期の「ナイアガラ・ムーン」もいいが、アルバムでは
私はこちらを取る。また、ジャケット・イメージと
音のイメージが丁度重なる。あの淡いエメラルド・グリーン
のイメージが内容とマッチしているのだ。かなり際どい
リズムや楽器が演奏のグルーヴに溶けていく。
最高の心地よさ。「サヨナラ」は感動の一曲。気持ち悪いのに
とことんきれい。時代を無視し、あくまでトロピカルな旅を
続ける細野さんの後ろ姿を見ているような気にさせる。
つづく「リューチュー・ガンボ」はまさにグルーヴの塊。
イントロが最強な曲は数多いが、通してここまで凄いものは
少ない。エンディングもびっくり。
とにかくアルバムを通してノリが凄いのだ。クスリの効果
ではない。細野さん流、みぞおち狙いのキラー・チューン
とでもいおうか。ミュージシャン全員が無我の境地に
立ってしてしまっている感じ。イッてしまっている感じ。
日本・音楽シーンにおいて'76年は重要な年である。
その中でも突出した傑作であることは間違いあるまい。
3、書籍:めぞん一刻
小学館文庫 CO179 初版1997年、日本
高橋留実子作。オリジナルは80年にビッグコミック
スピリッツで連載スタート。途中の中だるみ感は
あるがそれを差し引いて余りある面白さ。バブル
以前の日本の空気が生々しく真空パックされているか
のよう。夏目漱石の「こころ」を彷佛とさせる
文学的な側面もあり、どたばた喜劇でテンポ良く
進んでいくようにみえて実は心にストーリーが
へばりついているのに後で気付くような作品。
終盤になるにつれ、よりリアルな感覚になっていくのが
面白くもあり恐くもあった。また、非常に四季を感じ
させられるのもよかった。
4、書籍:あしたのジョー
講談社漫画文庫 CO179 初版2000年、日本
連載開始は1968年。ちば・てつやの温かく
無骨な画が凶暴な梶原・一騎を原作を表現する。
このコラボレーションが素晴らしかった。
淡々としたリズムが非常に良かった。
中盤を超した辺りからはノン・ストップ。
おそらく皆そうなるのではないか。止まらないのである。
私も力石に憧れ一時絶食した。
5、書籍:特攻の拓
講談社 CO279 初版1991年、日本
中学一年時、初めて読んだ時にはドキドキした。
まさに憧れの対象。実際の学校にも武丸似の先輩がいたこと
もあり、私の家からすぐに鳥浜ロードがあることもあり
しごく日常的な感覚で捉えていた。横浜だし。
また、使われている言葉がかっこ良かった。
まだ横浜が生きていた時代を今に伝えてくれる。
この漫画が始まったのは'90s初頭であるが、注目すべきは
これが編集的魅力ではないこと。各々のキャラクターが
まるで神々のように描かれている。これは神話といえる。
魂の復活を予感させ、ニュー・センスが起こりかけたが
時代はそれを捨ててしまった。私自身も中学一年迄は
ボンタンだったが、中2ではストレート。中3ではやや
ルーズといった具合になっていた。日本の魂がなぜ消えた
のか未だに分からない。
以上がまさにコアの部分である。
今後も引き続き掲載していく予定である。
前々回、私が最近仕入れた作品を紹介したところ
複数の方々から反応を頂いた。
非常に嬉しかった。ということで、今回は
私のフェイバリットを並べてみる。
何度も聞いた、読んだ、観たものばかり。
そしてまた聞きたい、読みたい、観たいものを
厳選してた。
いわば私の思考のルーツである。
マイ・アイテム 2 2
1、CD:アビー・ロード
CDP7 46446 2(米盤)、1969年製作、イギリス
いわずも知れたビートルズ最後のアルバム。
そして私が初めて買ったビートルズのオリジナル・アルバム。
これ以前はダイナミック!ダイクマで買ったお得用CDセット
で満足していた私。
中学一年の時、友人からアップル・レコードじゃなきゃダメ
だよと指摘され急いで購入。
それまでの編集版と違い、アルバムを貫くムードを感じる。
「ポリシーン・パム」から「シー・ケイム・イン・スルー・ザ
バスルーム・ウィンドウ」のつながる部分では毎回鳥肌の嵐。
「ジ・エンド」は絶対に飽きない。アンソロジー3に
収録のバージョンではイントロがよりかッこいい。
短い曲ではあるが、ポール→ジョージ→ジョンが4秒の
フレーズごとのギターバトルは圧巻。そしてビートルズ史上
唯一のリンゴ、ドラムソロ。しかも長い!このアルバム中での
リンゴのドラムはヤバ過ぎだ。特に「カム・トゥゲザー」の
ハイ・ハットなしのリズム・パターンは斬新。ある意味で
クリームのジンジャー・ベイカーのよりも使える音である。
アビー・ロードでのリンゴのスタイルがT-REXらグラム・ロック
へと受け継がれ、その後のニュー・ウェーブ、パンクにも通用
するのだから凄い。
'70sを通してもベスト・ドラマーはリンゴという説もある。
彼はヘタだったとは間違った伝説。
そして20秒未満の部分の音にに30人編成のオーケストラのさらに
オーバーダビングを使う。何とも贅沢。キレている。
ビートルズのアルバムはその日によってお気に入りが変わるが
通算して最も聞いているのがこれだろう。
ちなみに、ハッピー・エンドの鈴木・茂の無人島レコード
がこれだった。ジョージのエフェクター使いは凄いと力説
しておられた。
2、CD、泰安洋行
CRCP-28136、1976年製作、日本
細野・晴臣のソロ、サード・アルバム。
のっけの「蝶々さん」のリズムから凄い。歩きながら
聞いていると歩くテンポを崩される。林・立夫マジック。
山下・達郎のホーン・アレンジ、細野's亜熱帯ボイス。
大滝・詠一もコーラスに加わり濃厚な空気が漂う。
同時期の「ナイアガラ・ムーン」もいいが、アルバムでは
私はこちらを取る。また、ジャケット・イメージと
音のイメージが丁度重なる。あの淡いエメラルド・グリーン
のイメージが内容とマッチしているのだ。かなり際どい
リズムや楽器が演奏のグルーヴに溶けていく。
最高の心地よさ。「サヨナラ」は感動の一曲。気持ち悪いのに
とことんきれい。時代を無視し、あくまでトロピカルな旅を
続ける細野さんの後ろ姿を見ているような気にさせる。
つづく「リューチュー・ガンボ」はまさにグルーヴの塊。
イントロが最強な曲は数多いが、通してここまで凄いものは
少ない。エンディングもびっくり。
とにかくアルバムを通してノリが凄いのだ。クスリの効果
ではない。細野さん流、みぞおち狙いのキラー・チューン
とでもいおうか。ミュージシャン全員が無我の境地に
立ってしてしまっている感じ。イッてしまっている感じ。
日本・音楽シーンにおいて'76年は重要な年である。
その中でも突出した傑作であることは間違いあるまい。
3、書籍:めぞん一刻
小学館文庫 CO179 初版1997年、日本
高橋留実子作。オリジナルは80年にビッグコミック
スピリッツで連載スタート。途中の中だるみ感は
あるがそれを差し引いて余りある面白さ。バブル
以前の日本の空気が生々しく真空パックされているか
のよう。夏目漱石の「こころ」を彷佛とさせる
文学的な側面もあり、どたばた喜劇でテンポ良く
進んでいくようにみえて実は心にストーリーが
へばりついているのに後で気付くような作品。
終盤になるにつれ、よりリアルな感覚になっていくのが
面白くもあり恐くもあった。また、非常に四季を感じ
させられるのもよかった。
4、書籍:あしたのジョー
講談社漫画文庫 CO179 初版2000年、日本
連載開始は1968年。ちば・てつやの温かく
無骨な画が凶暴な梶原・一騎を原作を表現する。
このコラボレーションが素晴らしかった。
淡々としたリズムが非常に良かった。
中盤を超した辺りからはノン・ストップ。
おそらく皆そうなるのではないか。止まらないのである。
私も力石に憧れ一時絶食した。
5、書籍:特攻の拓
講談社 CO279 初版1991年、日本
中学一年時、初めて読んだ時にはドキドキした。
まさに憧れの対象。実際の学校にも武丸似の先輩がいたこと
もあり、私の家からすぐに鳥浜ロードがあることもあり
しごく日常的な感覚で捉えていた。横浜だし。
また、使われている言葉がかっこ良かった。
まだ横浜が生きていた時代を今に伝えてくれる。
この漫画が始まったのは'90s初頭であるが、注目すべきは
これが編集的魅力ではないこと。各々のキャラクターが
まるで神々のように描かれている。これは神話といえる。
魂の復活を予感させ、ニュー・センスが起こりかけたが
時代はそれを捨ててしまった。私自身も中学一年迄は
ボンタンだったが、中2ではストレート。中3ではやや
ルーズといった具合になっていた。日本の魂がなぜ消えた
のか未だに分からない。
以上がまさにコアの部分である。
今後も引き続き掲載していく予定である。
構成されていないことは解りますが
納得の5センテンスでした。
今私は久々にドライブをし爽快な気分なので
(そんなことは関係ナッシングですが)
俺版を書いてみたいとおもいます
説明は長くなるので省略しますが...
その前にアビー・ロードをワザワザ買いなおしたとゆーのはさすがです
Come together
Something
で失禁し
オー!ダーリン
で失神
Here comes the sunで悦にしたる。
ジョージのプレイもオンパレードなこの作品は
まさに神が下りてきます。
ビートルズのアルバムはその日によってお気に入りが変わるが>これもズゲー気持ちが解ります
まず(pop編)
1、CD:リボルバー...これは小3の時親父とCDショップにいき問答無用で「聞け」と購入してもらったモノ(ちなみに抱き合わせで買ったモノはPPMだった)
おれはやっぱリボルバーかな、いまでもNO1
あのジャケにあの内容TAXMANからTOMORROW NEVER KNOWSまでの不気味な展開は今でも圧巻
その次に買ったのが
「SGT.PRPPER'S LONELY HEARTS CLUB BAND」
で当時音楽はこの二枚しかいらなかった
2.CD、インプレッションズ
やっぱ、インプレ。俺はカートムになった後の
カーチスよかインプレ時代の曲のほうが好き
3.ビデオ、トラック野郎
これは御意見無用です。星桃次郎のように生きたい
4.漫画、ドラゴンボール(24~28巻)
ピッコロとネイルに人造人間がマイアニメヒーロー
5.テレビ、tVKベイサイドナイター
ハマのミスターダンディの解説は痺れます
この5つ、まさに貴殿を象徴しております!
ネイル!!たしか、戦闘能力42000。
ここでビートルズ談義が始まった場合
それだけでブログが開設できてしまう内容
をはらんでいるのであえて触れません。
是非、トラック・ショップ・なかむらへ
ご一緒しましょう。
僕はミー・ハーでして、さくさくを観てます。