卓袱台の脚

団塊世代の出発点は、狭いながらも楽しい我が家、家族が卓袱台を囲んでの食事から始まったと思います。気ままな随想を!

母の七回忌

2013年02月04日 20時53分53秒 | 日記・エッセイ・コラム

 2月第2週が、母の6年目の命日で、七回忌法要になる。三回忌の時は、両親の墓のあるM寺でお経を上げて貰ったが、今回は卒塔婆を供えるだけの事にした。

 転勤族の妹から、夫のN雄君が1月に第一線を退いて、勤めもそれなりの勤務状態になった事、同居している義母さんも元気……と、連絡はもらっていた。

 N雄君達の起居している実家は九州なので、「回忌法要の連絡だけ…」と思って、妹に伝えたところ、「滅多にない機会なので…、船橋の娘夫婦にも二人して寄りたい」ということで、2月2日の墓参に来てもらえることになった。

 作り付け仏壇の供物台の回りに、結構な供花が飾られていた。妹夫婦のお供え…と、なっている。そう言えば、父の命日、母の誕生日などには、各地の転勤先より盛り花が、届いていた。

 昨年10月中旬以来の再会。Kの渾身の鍋料理に話題が咲いた。紫CCでプレーした時にプレゼントしたドライバーを気に入ってもらったようだ。宮崎・フェニックスCCでのティーショットが良かった…との報告が、N雄君よりある。会社の同僚より頂いた銘酒「荒走り」が、あっという間に1本空になった。

 翌日、11時一寸前にM寺に着き、卒塔婆を頂く。奥の薄暗い本堂では、他家法要の用意がされているようだ。相変わらず、奥さんはビジネス・ライクの対応で、そそくさと下がった。田舎出身のKは、年(とし)の仏事一般には、明るい。私は、無頓着な方で、Kに言われて「もう、そういう時期か!」となる。
 30分程で、墓参を終えた。

 会食の場の「風彩」に入ると、二人の常連さんらしい客が、カウンター越しに板さんと、話していた。下足棚には、それしかなかったので、今日は空(す)いているらしい。話し好きのお母さん(オーナー板さんの)が、お茶を運んで来て、始まり。不便な所にある純和食処だが、値段の割に量&質とも良く、美味しい。百姓屋に少々手を入れた部屋は、余り飾り気が無いところが、いい。人に教えてもらって、来るようになったが、二人してお気に入りの場所だ。いつもは、車の運転で立ち寄るので、酒が飲めないが、今日は、気の置けない連中と楽しく飲(や)れる。


201322 

( こぢんまりとした御食事処「風彩」)


 こういう機会が、あとどの位あるのかな……と、ふと 思った。




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