卓袱台の脚

団塊世代の出発点は、狭いながらも楽しい我が家、家族が卓袱台を囲んでの食事から始まったと思います。気ままな随想を!

「第28回 日本の自然を描く展」

2015年07月11日 17時44分57秒 | 日記・エッセイ・コラム

 業界では大分先輩にあたり、今は関西で週一のボランティア業務と、早朝の山散歩で、悠々自適の時を過ごされているE氏より、メールを頂きました。一線を引かれた直後より、時折メールを頂き、以後現在まで、メールをやりとりする「メル友」の様な事をさせてもらっておりました。私が、退職時の挨拶回りでお邪魔した関西でも、遅くまで歓待して戴き、大変恐縮したものでした。

氏より、趣味の一つとして油絵教室へ通い、「作品を応募したり、発表したりすることを向上の手段としている」…と、伺っていました。

4年前に、入選された「第24回 日本の自然を描く展」の入場招待券を2枚戴き、A&Kで鑑賞のため「上野の森美術館」へ赴いたことが、ありました。

 

 

「日本の自然を描く展」の主旨として

「美術の啓蒙、普及を目的とし……、絵を描くことが好きである、楽しいと思っている人たちが気軽に参加でき、自分の作品の発表の場となるような展覧会を目指しています。……身近な風景や風物、人物、静物をモチーフにした日本画、油絵、水彩画、版画などの作品を募集します。」

 

と謳っており、文化庁・東京都が後援、著名な芸術家・会員が選者になっており、東京と関西で展覧会開催を行う……と、概要説明をしています。

 

 

先日、E氏より「第28回 日本の……」の入選連絡と、招待券の案内がありました。

「今回も、楽しみにしておりますので、お願いします!」と、即答しました。

 

 

(2500点を超える入選作品は4期に分けて展示されます)

 

 

その日まで、太平洋上には、9号・10号、11号の台風が揃い踏みして、梅雨前線も重なって、不安定な日々が続いていましたが、7月10日は、気温が30度近くなることを、テレビの予報士が告げていました。

 

平日にもかかわらず、上野駅公園口より吐き出された人の群れは、美術館の点在する「上野の森」の中へ消えていきます。

11時過ぎの「上野の森美術館」は、高齢者の溜まり場で、付き添いの若い方が、ちらほらといった様子。今の人口統計を如実に現しております。E氏の「烏原川放水門」(油彩10号)を鑑賞、他の作品も見て回ります。会場の所々で挨拶し合う方々を見受けられます。雰囲気より、絵画倶楽部など同好の会の人たちなのでしょう。

小1時間後、季節を忘れていた夏の太陽が、゛ ギラつく ゛中、日本橋へ向かい、銀座「吉宗」で、久し振りの皿うどんを、二人してパクつきました。

 

 

「Eさん、私達は審美眼より、満腹感が優先する、まだまだ勉強不足の不束者のようです。招待状、ありがとうございました。」

 

 

(創作力をお持ちの方は素晴らしいと思います!!)

 

 

(鑑賞当日は2015年7月10日)


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