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現役時代、顧客回りの時に小腹が空いたときは、街中や駅にある立ち食いそばの暖簾を、気軽にくぐっていました。数ある店舗やチェーン店の中で、私の好みは「小諸そば」でした。「富士そば」や「ゆで太郎」なども首都圏中心部では、よく見かけるチェーン店ですが、よっぽどのことが無い限り、スマホを検索しても「小諸そば」を探して入っていました。だし汁とそばのこしの良さが、嗜好に合っていたのでしょう。
元々、麺好きでしたので、40代前半くらいまでは、そばでもうどんでも、ラーメンでも、分け隔て無く食べていました。転勤で四国にいたときは、昼は必ず、時には朝も晩も、あのこしの強いうどんを、うどんをおかずに饂飩(うどん)を食べていました。
転勤が落ち着き、東京に戻って50代に入った頃より、朝食をなかなか寝起きに食べられず、通勤後の会社近辺の立ち食い蕎麦屋で、毎朝摂る習慣が定着しました。その頃は、混雑した芋洗いの満員電車を避けて、自宅を5時半に出て、7時過ぎには、出社していました。場所柄、近くに24時間オープンの立ち食い店もありましたが、好みと条件の合った「小諸そば」は、一軒だけありました。結局、10年通うことになり、リタイヤした今でも、どうしても食べたくなり、禁断症状が出ます。
小諸に店舗の無い「小諸そば」は、埼玉県には、2店舗しかありません。2店舗とも東武線の駅構内にあり、150円の入場券をわざわざ支払っての入店になります。
それでも行きたい「小諸そば」です。
2月5日、東武線新越谷駅構内「小諸そば」へA&Kで、わざわざ向かいました。駐車場より、駅へ向かっているときでした。市広報の掲示板に馴染みの名前を見つけ、思わず立ち止まってしまいました。
( 掲示板の広報でした )
「入場無料」の一言が、大変気に入りました。