2023年「A&Kの菜園日記」冬野菜の準備(5)害虫被害による再播種
「DeOB会」(10月3日)の前日午後でした。お仲間の方より「大根畝や他の畝も酷いことになっているわよ。チョット見に来て!」とKに連絡が入りました。翌日の用意をしていたAの代わりに、Kが駆けつけました。帰宅したKによると「虫に食べられて全滅状態。他の葉物畝も跡形も無く消滅。オーナーのTさんに ゛播き直せば、まだ間に合うよ! ゛と言われた」と、ガッカリした様子で報告がありました。
畑に出られたのは、降雨があった4日の二日後、10月6日でした。
10月6日 冬野菜の播き直し 13:30~17:30
残り少なくなった「大根耐病総太り」の種を、前日ホームセンターで新たに買い求め補充しました。
9月26日に防虫ネットを展張した折は、大根を始めチンゲンサイ・おろし大根辛味・タアサイ・ミニ白菜の4畝の発芽も順調で、゛さあ、これから! ゛という時でした。当日(26日)夕方時のネット越し写真でもその様子がうかがえました。
(9月26日 防虫ネット越しに大根の幼葉が見える A )
本葉3~4枚が出揃って間引き直前の「大根耐病総太り」2畝が食害により見るも無惨な壊滅状態でした。大根と同じ時期に播種した(9月16日)チンゲンサイ・おろし大根辛味・タアサイ・ミニ白菜の2畝も、発芽した痕跡も見つけられないほどで、残っているもみ殻がそこに播種された証を示しているだけでした。有機栽培を心して、20数年消毒剤を使用せず菜園を楽しんできましたが、ここまでの食害は初めてでした。今まで偶然に運が良かったのかもしれませんが、 ゛防虫ネットが遅かったのかな? ゛と思うだけでした。
(10月6日 防虫ネットをめくると酷い光景)
(10月6日 「大根耐病総太り」畝の被害)
(10月6日 害虫による食害と思われます?)
大根は是非欲しい冬野菜ですので、気を取り直して、再播種作業を始めた時でした。既に耕起された畝で柔らかいため、防虫ネットを半開きにして、片手鍬三本爪で耕起している時、土の中にうごめく虫を見つけました。「これが原因の ゛ヨトウムシの幼虫 ゛かな?」と思いますが、調べたことも無いので正確には分かりません。また、もう一匹動き回る虫も見つけましたが、明らかにアオムシでした。
「有機栽培を旨として、消毒せず虫が付くのは仕方無く、安全で新鮮な野菜の証明だから」と、人に話したことも度々ありますが、少し考えが変わりそうです。
(10月6日 ゛ヨトウムシの幼虫 ゛?)
(10月6日 憎き害虫 ゛アオムシ ゛)
「大根耐病総太り」2畝40本の再播種には、2時間を費やしました。1畝完了した時、オーナーのTさんが話しかけてきました。
「ネット越しなので、それまで良く分からなかった。前日見た時は、変化が無いように見えたが、翌日脇を通った時にネットの中の酷い様子が明らかに分かった。お仲間の方々も良く分からない様子でしたが、見つけた時点でお知らせした」。
Tさんと立ち話になり、今年の異常気象が要因? Tさんも芯食い虫にやられたための薬剤散布、土壌消毒などの意見を伺いました。
(10月6日 畝内を片手鍬で耕起中 A )
(10月6日 「大根耐病総太り」の播き直し)
(10月6日 「大根耐病総太り」2畝40本の再播種 A )
チンゲンサイ(30株)・おろし大根辛味(12本)・タアサイ(14株)・ミニ白菜(12株)、2畝の播種跡は影も形もありませんでした。
(10月6日 「タアサイ」14株の播種跡)
(10月6日 「ミニ白菜」12株播種跡)
「おろし大根辛味」の種は余分に1袋用意がありましたので、播き直しに14株出来ましたが、タアサイとチンゲンサイの残り量は少なく、再耕起場所に大雑把にバラ播きしました。
(10月6日 「おろし大根辛味」播き直しは当初より多い14株)
(10月6日 「おろし大根辛味」再播種)
(10月6日 「タアサイ」播き直しはバラ播き)
(10月6日 「チンゲンサイ」播き直しはバラ播き A )
見るに見かねた…? お仲間より ゛予備に取って置いた白菜2株 ゛を頂きました。「ミニ白菜」の播き直し分8株と共に定植しました。
(頂き物の「白菜」2株定植と播き直し「ミニ白菜」8株)
葉物野菜4種畝(水菜・新小松菜・中葉春菊・三池たかな)が順調に生育中なのが、せめてもの慰みです。9月24日に播種したタマネギ苗床ですが、赤玉葱の生育が遅いようです。また、タマネギと同時期に定植したブロッコリー8株は順調です。
本日、播き直した冬野菜の種、どこまで生育してくれるか? ただ、期待し願うのみです。降雨の10月9日は、秋の爽やかさを通り越して、初冬を感じさせる低い気温でした。
(10月6日 播き直しが吉と出るか凶と出るか?)
(2023年10月6日の畑)