2023年「A&Kの菜園日記」冬野菜の準備(7)大根苗間引き2回目
時期になると、丘陵地一面真っ赤に色付いたコキアが中継放送される「国営ひたち海浜公園」の光景は圧巻ですが、その後、枯れたコキアは、どうなるのでしょうか?
8年前、畑の外れに生育したコキアを半年間、色と形の変化する様子を楽しませてもらった後、興味本位の自己流で始めた「風流コキア箒作り」でした。人に差し上げたり、店先に吊るし売りしてもらうのが楽しく、2016年、2017年、2018年と毎年製作していました。2019年は台風15号による被害を受け、製作はままなりませんでした。
今年、「新しい畑」の隅に芽吹いたコキアをお仲間やKがそのまま放置、面白がって生育、ついに枯れて刈り取る時期となりました。10月21日に持ち帰り、4年間ブランクのあった「箒作り」となりました。できあがった第1号は、オーナーのTさんにプレゼント、結構喜んでもらえました。あと2株ほど畑に残っていますので、8年前の「風流コキア箒(ほうき)の作り方」を一部マイナーチェンジで手直しして、書き直して見たいと思います。
(10月29日 今年の「風流コキア箒」)
10月30日 大根苗2回目の間引きと元肥の追加 11:30~14:30
「大分大きくなったから、間引きしないと!」と2、3日前からKに、せっつかれていました。この10日間に降雨が何度かあり、「大分おおきくなったかな?」との思いは、実際見てきたKよりもありました。10月20日に間引きし、どの位の生育振りの2株になっているのか、非常に気に掛かることでした。
防虫ネットを外すと、予想以上の生育振りでした。間引いた中には真っ直ぐ伸びた主根が20cm以上になるものもあり、隣の残存株を大分注意しながらの間引き作業になりました。Aの大根類の播種は、30cm株間の点播き(3~4粒)としますので、1回目間引き後の2回目の場合、残す株と間引く株とが隣接し、間引き株を引き抜く時に残存株の根を傷めないようにする注意が必要です。
Aは経験がありませんが、「すじ播き」して間引く場合は、株間20~30cm内での間引きは楽で、最後の残存株を決める場合でも容易なように思えます。
「大根耐病総太り」苗2畝の間引きは、殺虫剤散布も含め1時間を費やしました。
(10月30日 作業前の畑)
(10月30日 防虫ネットを外して間引き作業 A )
(10月30日 予想以上に生育していた大根苗)
(10月30日 大根苗2回目の間引き作業 A )
(10月30日 2回目の殺虫剤散布 A )
大根苗の「間引き菜」は、最近の野菜高騰の折り貴重な青物野菜です。少々遅れ気味の「間引き菜」ですので思いの外ボリュームがあり、後日、Kが知り合いに差し上げた時には、大いに喜ばれたようです。
(左側半分が大根苗の「間引き菜」)
「おろし大根辛味」も順調な生育を見せており、間引き菜としても優良なものでした。同様に同じ畝のバラ播き「チンゲンサイ」を間引きしますが、個々の株として生育するよりもこの位の間引き菜は、柔らかく充分に食卓の付け合わせに重宝なようです。
(10月30日 順調な「おろし大根辛味」14株)
(10月30日 「チンゲンサイ」の間引き A )
10月6日再播種した「ミニ白菜」8株は、バラバラな生育不足で見る影もありません。未だ害虫の食害があるようですが、ハッキリとは認められません。こうなると気持ちが萎えるだけで、「どうとなれ!」と開き直りの気持ちです。冬期を迎える葉物野菜ですので、やり直しはどこまで利くのか、諦めが先に立ちます。同じ畝の再播種「タアサイ」は、チンゲンサイ同様順調な生育を見せております。
(10月30日 生育不良の「ミニ白菜」)
(10月30日 再播種した「タアサイ」は順調な生育)
未だ針金状態のタマネギ苗床にぼちぼち雑草が目立ち始めましたので、本日、除草を行いました。畑に来るたびに、気になった雑草は抜いていましたが、本腰を入れるのは今日が初めてです。
(10月30日 タマネギ苗床の除草 A )
「永吉冬一本太ねぎ」の3回目の土寄せは、9月14日でした。冬に向かい、いかにも元気な様子に見え始めたねぎに4回目の土寄せを行いました。本日もKは、2本間引いていきました。夏場は、随分硬かったねぎですが、最近の一人鍋のねぎは ゛しっとりとして、口当たりの良い ゛美味しいねぎになり始めました。このねぎの播種は2022年10月20日、定植は2023年4月20日になります。1年間、畑で手間暇掛けてゆっくり充分に生育するので、ある程度の価格は仕方がないのかもしれません。
(10月30日 「永吉冬一本太ねぎ」4回目の土寄せ A )
タマネギ定植場所(約3.7坪)に10月21日消石灰2.5kgを撒布しましたが、本日は、やはり事前に自宅で計量した粒状苦土石灰2kg、有機石灰(カキ殻)2.5kgを撒布しました。また、「圧縮腐葉土100L」の6割程が残っていたものを畑に持ち込み、目分量40Lをすき込みました。かつては、元肥のすき込みから畝立て、定植までを目分量に頼って1、2日間のやっつけ作業で実施したこともありましたが、最近はそうも行かず、随分時間をかけてこなすようになりました。
(前もって計量した粒状苦土石灰・有機石灰(白袋)と圧縮腐葉土)
(10月30日 有機石灰(カキ殻)の撒布 A )
(10月30日 圧縮腐葉土の撒布 A )
(10月30日 撒布した元肥のすき込み中 A )
本日の間引き作業、元肥すき込み、他細かい作業で3時間を費やしました。相変わらず、畑に出ると、ついでの作業があれこれと目に付き簡単には終わりません。ほぼ毎日畑に出ているオーナーTさんのことが、うなづけます。
帰り際、コキアを荷室一杯の1株を積み込みました。数年前の「箒作りの面白み」の新たな興味の芽が、発芽したようです。しかし、自宅でコキアを車より降ろした後の ゛種の後始末 ゛には毎回閉口しますけど……!
(10月30日 元肥のすき込みを終えて A&K )
(2023年10月30日の畑)