A&Kは、二人とも ゛ うなぎ ゛大好きです。
昨今の値段の高騰で、例年は両手だったのが、片手以下に回数が減ってしまいました。一時期のとんでもない状態では無くなったのかもしれませんが、天然シラスウナギの極端な減少傾向に歯止めがかかっていない状況は、時折報道されるので、私達も知っています。一度(ひとたび) ゛高いうなぎ ゛という、庶民感覚から逸脱した評判は、店頭の「値下げしました!」という、張り紙だけでは、そう簡単に戻ってこないのではないでしょうか?
私達も、最後の「うな重」を食べたのは、何時だったか…? ハッキリと思い出せるくらいです。
グルメ番組を見ていた、1ヶ月程前でした。
「そう言えば、江戸川沿いにあるゴルフ場脇のうなぎ屋さんは、どうなったのかな?」という話になりました。
大分前、江戸川縁に引っ越してきて、土手上の道をポタリングしていたときに、見つけた店でした。正確には、「うなぎ」と書かれた2、3本の幟(のぼり)が、「この奥にお店が、あるよ!」というように、たなびいており、店自体はハッキリとは、見えませんでした。その後、何度か、土手より眺めているうち、Kとの間で「一度寄ってみよう!」ということに……。
土手下の道より20mも入らない、生け垣に隠れたようにありました。農家の納屋の一角を改造した(?) 4畳半も無いようなお店だったと思います。何しろ不便なところにあって、ゴルフ場に来た珍しモノ好きの客か、地元の人しか来ないような場所です。案外、私達のように、サイクリングや散歩途中の土手を通人が、お客として寄っていたのかもしれません。
値段は良く覚えていませんが、甘めのタレのうな重は、蒸さない地焼きだったと思います。夏の暑い時だったので、おばさんが、扇風機を向けてくれました……?
5月3日、夏野菜の苗を買った帰りの、昼をとうに回った、1時半過ぎに「江戸一(えどかず)」に立ち寄りました。以前の場所ではなく、そこから100m程入った所の辻際、こぢんまりとした平屋建ての立派な店構えに変貌していました。
(「江戸一」のすっきりした外観)
今回は、県道21号線から入りましたが、案内する表示板や幟などが無く、店前について、「ああ、ここが!」とわかる始末でした。つくづく ゛ 商売っ気 ゛の無い、お店です!! エンジン音を聞きつけた隣の家から、小柄なおやじさんが、様子を見に来て、すぐ引っ込みました。
しばし、例のおやじさんが、前掛けを付けて、店の中で待っていました。
うな重(上―¥2,300、並―¥1,700)、御重より¥100程安いかば焼の上・並、きも焼(¥400)、お新香(時価)、飲み物、など載った「御品書き」が、1部。
小上がりに8席、テーブル席が2つの店内は、私達だけです。10数分で、うな重の並が出てきました。前の時より少し小振りになったかな?……と、思われるうなぎは、まったりとした甘めのタレがほどよくからみ、柔らかな歯触りは、食欲をそそります。「うなぎを食べたい時は、これで充分!!」と、二人して、うなずき合いました。
(こぢんまりとした店内)
(うな重・並 美味しかった~なあ!)
来る前にWebで調べましたが、汁椀は、やはり「永谷園 松茸の味お吸い物」で、間違いないようでした。うなぎは、前もって連絡を入れておけば、持ち帰り用に用意していただける…との、ことです。写真のキュウリの漬物は、漬かり具合と塩味が絶妙で、大変美味しかったです。
次回は、時価の「お新香」の種類は何か?
聞いてみたいと思います!!