Feelin' Groovy 11

I have MY books.

記憶のひとつ

2008-04-17 | 
本を読んでいると
とっくに忘れてしまっている頭の隅っこの記憶が
ときどき顔を出す。

今回はこれで。
妊婦が受講する「プレママクラス」の内容の一節。

  「さあみなさん、輪になって手をつなぎましょう」と
  年配の女性が言う。たじろいでいるのは私だけで、
  みなさっとたちあがり、輪を作る。おずおずと私も輪に加わった。
  「目を閉じて、そして空想してください。これからあなたがたに訪れる、
  最高の瞬間をイメージしてください」
          (『予定日はジミー・ペイジ』角田光代著 白水社)

なんかこういうこと大学であったような・・・
そうそう、メンタルヘルスの授業。
間違いなくこういうことに私はたじろぐ人種である。

メンタルヘルスの授業のときは
(そんなこと言われて誰かやるのかぁ?)と周りを見渡すと、
みんな目を閉じて指示に従っているではないかっ!!
でもなんだか洗脳されそうな気がして
心の中で抵抗していたことが思い出された。

なんてみんなは素直なんだろう、
そしてなんて私は素直でないんだろう、と。

こんな15年前のどうでもいい記憶まで大事にしまっている、
脳ってスゴイな。。

ところであの授業では
何を思い描けと言っていたのか
肝心のところが思い出せない。
必須科目だったと思うけれど、
誰か思い出したら教えてください