Bones 5x14 The Devil in the Details
神父が若い弟子と祈っている。弟子がなんか匂うというが、ろうそくが新しいからだと神父がいう。
そして祭壇に行くと燃えている。
弟子が悪魔よされと水をかける。
ブースとブレナンが走っている。制御取りシステムがついてることをブレナンがいうと、ブースは、俺は君との距離を保ちたいねという。
ブレナンが教会で罰当たりなことを平然というからだ。
ブレナンはやはり、罰あたりで雷が落ちたらあなたも危ないの?ときてしまう。ゼウスも雷で敵をやっつけたのよ、あなたの神よりいいけどと付け加える。
それがブースにはまずい発言だというのだ。
なんだかんだ言って、2人は聖ドミニカ・ローマカトリック教会に向かう。
神父の元へブースとブレナンは出向く。
神父は火事か起きたことをどう信徒に説明していいか困っているという。
それよりもっと大きな問題は燃えていた者には、角がある。
信心深い信徒には問題ねとブレナンはいうが、ブースにとっても大問題だ。
ブースは捜査体制に入り、教会は施錠されていたか聞くが、神父も不浄な霊が入らないようにしていたと答える…こっちもちょっと違うか。
そこへブレナンが古くから文明の災いは伝説的な超自然的存在だと言われているとやっぱり始まる。
神父も災いは伝説から生まれるものではなく対立から生まれるものだ、悪魔やその手したどものからねときてしまう。
ブレナンが不審な顔をするが、ブースは祭壇の前にあるのは、どう見ても悪魔だといい、おがみだしてしまうう。
ブレナンが迷信に固執するなら1人で調べると角のあるものの方へ近寄る。
ブースは祈りを捧げていただけだとすぐに合流するが、遺伝の異常や異常行動なら判るけど偶発的な事故に祈ってもしょうがないとブレナンはわり切っている。
角だ。ブースが指差しても石油化学製の燃焼促進剤を遺体にかけたのねと現実的だ。だから燃え拡がってない。
角は、とブースがいうが、これは興味深いらしい。
どうせ偽物だろというブースに今度はブレナンが骨のようだといいだす。
ブースに大丈夫?と声をかけるが、こちらはもう早くこのヘルボーイをラボに持って帰りたくてしょうがない。
ラボではサローヤンが悪いものはたくさん見てきたわと言い出す。でもこの角のある遺体には震えたという。
バジリが所見は?とブレナンから聞かれ、ほぼ人間ですと答える。遺体には尻尾まであった。
堕天使を信じるのは経験科学に相反するとブレナンは怒るが、イスラム教のバジリはイスラム教では悪魔は精霊で、天使は光から生まれ自らの意志でアラーに挑むといつの間にか宗教観の言い合いになりそうなのを、サローヤンが止める。
バジリは被害者は白人で19歳~24歳だという。
ホッジンズは燃料はモーターオイルだという。
服も木綿と化学繊維の混合で身元を辿る手掛かりにはならないという。
ブレナンは、バジリに角はなんだと思う?と聞く、骨だ。
ホッジンズの調べたところでは、サンゴの成分も出て、手術で後から付けたものだと判る。
しかし、尻尾は採り付けたものでなく、退化した尾だという。元々、尾てい骨がでてたってことだと珍しいとサローヤンはいう。
西ベンガルに33センチ尾のある人がいるとブレナンがいう(いるんだろう)
アンジェラが身元を特定した。ニ―ル・ラウリーで、最後の住所はヘイブンハースト医療領所だという。
統合失調症の治療を受けていたという。
母親は小さな頃はいい子だったという。小さな頃のニ―ルの写真に角はない。車やミニカー好きの賢い子だったらしい。しかし、生まれた時から尾はあったという。医師から退化したものだと聞いていたらしい。
14歳のときに殴られたあとを見つけ、教師が通報した。ブースの言葉に母親は調べられたという。夫が亡くなって手に負えなくなっていたという。
ニ―ルはうちのものに火をつけ、猫を殺したからついカッとしたという。でもカウンセリングで克服したというが…
一緒にいた兄はあの頃は弟が病気だと知らなかったという。
母はカウンセラーがあの子のために尾を切除しろと言ったが、本人は嫌がったと兄が続けた。
何故?とブースが聞く。
病気のせいだと母はいう。あの子は悪くない。
角は?とブースが聞くと
16歳のとき、薬を放棄して家出したんだと兄がいった。
母は警察がみつけたときにはもう植わっていたという。人格もまるで変わっていた。どこで角をつけたかと兄が聞くと、地獄だと答えたらしい。
そして入退院を繰り返した。
療養所はいいところだから、全財産をつぎ込んだらしい。
兄はあんな弟でも亡くなったのが施設の怠慢なら、責任を採ってもらうと息巻く。
ラボではサローヤンとバジリが死因を探している。X線では骨折はない。しかし腹膜のあたりに炎症はある。
匂いがするブーツを脱がすと足に壊疽が起きている。麻薬常用者に多いという。
骨折がある。腸管破裂を折れた骨で引き起こしたんじゃない?と言ってるところへホッジンズが来る。
靴底の底の溝から園芸用の土がでたという。
クリスマスローズの種も入っていた。
だったら悪魔じゃないとサローヤンはいう。
でも、ホッジンズはクリスマスローズの属名はヘレボルスだという。伝説では悪魔を呼び出す飛躍の成分だと言った。
精神科施設で研修をしたスイーツと共に、ブースはヘルボーイ(ニ―ル)は悪魔にとり憑かれていたんじゃないかという。ローマ教皇も悪魔の憑依を信じているという。
スイーツはニ―ルの主治医と話したが、その兆候はないと言っていたという。
角を生やしていたのに?というブースに、ブレナンは高等教育を受けた人にそんな話をしたの?という。
ブースは邪悪なものの存在を信じている。
スイーツは統合失調症の症状を示していたという。
ニ―ルの入院していた病院についたブース達を上級看護師のロイドが迎えに来た。コープランド先生が待っているという。
ニ―ルは2日前に消えた。朝の投薬に現れなかったという。前の日の消えたと思ったんですねとスイーツはいう。
ブースは前にも脱走をしたことはあるのかと聞く。
コープランド医師は彼は隠れる場所を見つける天才だったという。今回も腹が空けばでてくるかぐらいに考えていたようだ。
医師はスイーツが患者と職員に話を聞きたいというのを、患者は傷ついてるから、職員だけならという。
ブレナンは患者が現実との結びつきが希薄でも心理学者のスイーツがいるという。
ここでももっとベテランかと、とドクターからあっさり言われた。
美術工作室に行く。
ブースはニ―ルに敵はいたかと聞く。スイーツも統合失調症の妄想は強烈だ。彼に角や尻尾があるくらい誰もきにしていない。ブースは治療のために角を切ろうと思わなかったと医師に聞く。
本人が望んでいれば有効だったと答える。
ニ―ルがここで殺されたと思うのかと逆に医師が聞く。ここには、ホッジンズが見つけたクリスマス・ローズもある。
ニ―ルは暴力はなかったという。しかし幻覚症状が生じた場合には叫ぶこともあったという。
絵を描いていたネバイヤに医師はニ―ルのことを話すようにいう。
神から聞いていたわとネバイヤはいった。神?とスイーツが聞き返す。
だからこの絵を描いたのよとネバイヤはブースは不気味といい、ブレナンが素敵と言った絵を見せる。
ニ―ルが十字架に縛られ、ネバイヤに似た女性に刺されている絵だった。
ブレナンはニ―ルが負傷した位置と同じだという。これは殺人の告白か?
ネバイヤはあっさり、真実しか言わないわよという。
ネバイヤは私は天使よという。
施設内のマジックミラーのある部屋でブースとスイーツがネバイヤから話を聞く。しかしブレナンはいない方がいいとスイーツがいう。ブレナンはネバイヤが天使だと言ったら、あっさりあれはフィクションだと言ってしまうから、彼女からの反論しか聞けなくなるという。
ブレナンはここにいても時間のムダだといい、施設の他の場所に行きたいといった。
ネバイヤは格子のある場所に入れられた。
君はいつもどうやって絵を描いてる?とスイーツが聞く。ネバイヤは神の意志だという。神の意志の為に自分は存在するとネバイヤはいう。
ニ―ルが死んだことも知っていると言った。神が教えてくれたそうだ。
神が自分に憑依して奇跡を起こすという。ブースはニ―ルを殺した?とネバイヤに聞く。
彼は悪魔だった。私は報復の天使よとネバイヤはいう。任務を果たしたという。聖なる槍でね。
あの絵みたいに?とスイーツが聞く。槍は今どこに?とブースが聞くとここにと目に見えない槍を差す。
ブースは指紋が取るのが大変だとどこまで本気なのか、言った。
ブレナンは投薬を待つ患者の列を見ていた。そこへカートを引いて男が1人近づいてくる。クッキーやジュースはいらないかと聞く。抗うつ剤もあるけど。その男はウォマックと名乗った。
ブレナンの名前がテンぺランスと聞いたウォマックは患者はテンぺランス(節制)が利かないから薬が必要なんだという。
私も薬がないと精神科医とは付き合えないかもとブレナンは答える。
ウォマックはブレナンのいうことに同調子し、ブレナンはまともな視野を持つ精神科医もいるのねと答えた。ウォマックは電気ショックを見るかいという。見たいというブレナンを連れていこうとしたら、さっきの医師が来て、どこへ行くのかと聞き、今はダメだ、ロイドが薬を配っているというと、手伝わないととウォマックは行く。
しかし、男は薬をもらっている。
君も彼に治療されたのか?患者だったのねとブレナンはやっと気付いた。6年前からだそうだ。
やっと今の妄想状態に落ち着いたと医師はいう。
気が合うと思ったのに…ブレナンも言葉を失った。
ラボでバジルが頭蓋骨を調べていた。サローヤンはきて、死因は判ったかと聞く。殴られた跡をハバジルは見つけた。直径2センチの凶器だ。脇腹を突いたもの同じものかもしれない。
サローヤンは額も骨折したいたことを確かめた。
しかし凶器は目に見えない槍だ。超人的な力で刺さないとダメだ。ネバイヤは悪魔を見たのかもしれないと、サローヤンはいった。
バジルは悪魔を見たことがあると告白する。毎日悪魔を見ているという。
バジルは自ら、捜査に戻りましょうと言った。そうねと妙な雰囲気を吹き飛ばすことをよしとした。
ユングは作品には作者の無意識が現れると言ったとスイーツがアンジェラにいう。アンジェラは学生時代にアートセラピストの助手をしたという。ゴッポの月星夜よ、暗い青と暴力的なタッチが特徴よ、その後彼は自殺した。でもネバイヤの絵には矛盾があるという。
絵のセンターの部分はボスの模造だけど、背景は暖かくて活気のある色遣いだ。タッチも穏やか、葛藤も怒りも感じられないとアンジェラはいう。
冷たい抑制の表れでは?とスイーツが聞き、あまりのつらさに感情を切り離したのかもと言うが、アンジェラの絵の下の方に不自然な厚みがあるという。何かが隠れているかもしれないという。
塗りつぶされたのなら、何かがあるかもという。別の絵の存在を示した。赤外線リフレクトグラフィーで透視できると行動を起こした。
絵の下から違う絵が出た。看護師のロイドが角を生やし脇腹から血を流したニ―ルを抱いていた。
彼も悪魔よとアンジェラがいう。
悪魔を殺したんだとスイーツがいう…すなわちニ―ル・ラウリーを
ブースとブレナンはロイドが乗っている車を止めた。
そしてアンジェラが暴いた絵を見せた。ブースはニ―ルとの関係を聞いた。看護師と患者だという。ブースはトランクを見せろという。ロイドはいやだという。
ロイドの車の中からは刀、ヌンチャク、ヘロインが出てきた。
取調室でロイドはヘロインは俺のじゃない。誰かが置いたんだと言った。しかしブースはロイドの指紋だらけだという。
ブースは君は良い奴だとみんないう。だから本当のことを話せという。
ロイドはニ―ルは薬が効かなかった。精神安定剤や抗精神病薬では無気力になるだけだ。
だからヘロインを与えた。それで彼はまともな会話ができる状態になった。ヘロインの代金はもらっていたが、路上生活支援者の施設にに回していたとロイドはいう。彼らも薬がいるのだ。
ブースはそこまでの事情は把握したが、このヌンチャクが問題だという。これが凶器になった可能性があるからだ。
殺してない、ロイドはいうが、ブースがロイドは良い奴だと認めつつ、ヤクの売人だという。奴らは脚と揉めるという。
ロイドはニ―ルと談話室で会ったのが最後だったという。
お兄さんが来た時にはもう姿がなかったという。
ブースは証拠品を持っていたということで、ロイドを拘束した。
サローヤンはヌンチャクが凶器か調べさせていた。
ホッジンズは付着品はないが、使われた後はあるという。そうかどうか判らないというところらしい。そして俺に実験させろ?とにやりとする。
サローヤンは天を仰ぎ、バジルとなら…というしかなかった。
しかしそのサローヤンでさえ、悪魔を見たというバジルに何か感じる…怖いものがあるらしい。つまりムスリムにたいしてだ。
ホッジンズは米国の方が悪魔王だというが…そこへとうのバジルが来た。
見つけたものがあるらしい。そしてそれは退化した尾に微小な骨折があるということだった。
悪魔が大天使と戦って負けたんだとまた、宗教がらみの話に戻る。
ほら、怖いでしょと言わんばかりのサローヤンの顔にホッジンズも納得するが、その空気を感じたのか、バジルはブレナンに報告すると出て行った。
悪魔の負け、バジルがいった言葉をサローヤンは繰り返す。ホッジンズは悪魔は負けるべきだと言ったんだとバジルの発言をサローヤンが曲解しないようにだけはした。
私たちのこと?というサローヤンにバジルは温厚な優しい男だとホッジンズは言った。
でも心の中では私たちを見下してるかもとサローヤンはどうもまだもやもやした何かが抜けないようだ。
ホッジンズは俺から話そうか?というが、そう頼みたいところだけど、厄介な人間関係の仕事は私の仕事よねと言って去った。
療養所では、薬の在庫の報告が実際と異なることは少ないとブース、ブレナン、スイーツにコープランド医師が話していた。
スイーツは判りますと返事をする。ここは彼の専門分野だろう。
しかし、判らないブースは何故判る?と聞く。
スイーツはロイドは上級看護師だという。調剤の資格もあるし、在庫の管理もできる。ここの医師もそうだとうなずいた。
人気のある誠実な男に見えたんだが…とコープランド医師はいう。
ブレナンは心理学なんて、その程度と切って捨てた。
医師はブレナンにあなたが私の仕事を批判するのは構わない。でも私は努力している。地獄で生きる人々の為に、それを誇りに思っていると医師は言った。
すでに苦痛から解放された死者と関わるより、尊い仕事だとブレナンの仕事まで批判される始末だ。…ブレナンと違って筋道は立っているが…。
ブレナンも仕方なしに認めるが…かなり意固地だ。
それでも寛大な医師により、握手で仲直りだ。それを見て1番ホッとして嬉しいのはブースのようだ。
そのとき、ここで医師のふりをしていたウォマックが暴れ始める。薬を打とうと看護師達が抑えるが、それじゃない。本物の薬だ。ロイドがくれた薬だと喚きだす。
ブースはここを捜索するとコープランドに伝えた。
ブレナンはあなたの仕事を過小評価していたと誠実にコープランド医師に謝罪した。
そして、ラボではヌンチャクでニ―ルが殺せたかどうか実験を始めていた。
ホッジンズはヌンチャクの扱いに失敗し、ぶっ倒れたが、ペルシャ系ニンジャのバジルが見事にヌンチャクで傷をつけた。
そしてヌンチャクは凶器でないことは判ったが…。
バジルが新たに凶器を特定してくる…そしてサローヤンとの間で話し合いがもたれた――――。
犯人を探せば、宗教どころか、地道に生きようとする1つの家族の実像が浮かんでくる。
どんな病気であれ、家族が病気であることは大変だ。それが生まれつきの物を背負ってきてとなると…家族はめちゃくちゃ辛いと思う。
ウォマック、ネバイヤ彼らの家族もまた…。
そして世界中に病気を持つ家族全員について本当に、家族が今、病気の私はそう思う。
悲しい結末があっただけ、この話はそうだ。
しかし、ブレナンもまた1つ何かを学んだ。
こうして学んでいきたいものだ。
しかし、ニンジャはヌンチャクを持っていないはず…アジアの文化はこうして混同され続けているのだね…