・アンパンマンは自分の顔をちぎって人に食べさせる。
・本人も傷つくんだけど、それによって人を助ける。
・そういう捨て身、献身の心なくしては正義は行えない。
「やなせたかし先生・漫画家・絵本作家・詩人」
大阪水曜ほっと集談会一世です。
私は、アンパンマンの生みの親である、やなせたかし先生が大好きである。
森田先生と同じくらい尊敬しているので敬称で呼ばせていただいている。
先生のお話は神経質性格者の生き方と重なる点が多い。
やなせ先生も医学とアートの違いはあるが森田先生と同じ生老病死の問題にとことん苦しみ向き合ってこられた気がする。
社会でも、発見会でも余裕があるときは、その人の本質はわからない。
人の本質がわかるのは、苦難に遭遇した時だ。
社会でも発見会でも、経済的・精神的に余裕があるときは人のために尽くすことはできる。
しかし自分が追い詰められている時にそれが出来るか?
私は安易にボランティアと語ることが嫌いだ。
私は正義の人でも善良な人でもない。
困難に向き合えば人の事より自分を最優先する人間だ。
出来るときにできることをすればそれで十分であると思ってやってきた。
そんな私でも、職場や集談会の事で悩むことがある。
そんな時は、やなせたかし先生の次の言葉を読み返すようにしている。
・生きていることが、理屈なしに大切なのです。
・今日まで生きてこられたのなら、すこしくらいつらくても明日もまた生きられる。
・そう思ってとにかく生きてみる。
・そうやっているうちに、次が拓けてくるのです。
「やなせたかし・明日をひらく言葉より」
2021・3・2一世