大阪水曜ほっと集談会一世です。
毎日否応なく戦争の悲惨な映像を見ていますと胃がしくしくと痛み、心の芯が壊れていくような気がします。
昨日は桃の節句でした。
テレビやパソコンを閉じて、孫娘の好きな大きなイチゴとケーキそして洋服を届けてやりました。
アンパンマンに夢中な孫娘です。
その作者がアニメ・絵本作家のやなせたかしさんです。
アンパンマンには、バイキンマンというもう一つの重要なキャラクターが登場します。
これは一人の人間に内在する矛盾した感情です。
自ら戦争に従軍した経験からやなせさんは多くの宝石のような反戦の言葉を遺されています。
今もっとも私の心に響くのはこの言葉です。
※正義のための闘いなんてどこにもないのだ!
※正義はある日突然反転する。
※逆転しない正義は献身と愛だ!
森田先生もまた善と悪や幸福と不幸は常に相対的なものであり、物事には両面があることからこのような抽象的な言葉を用いることを好まないと説かれています。
集談会における私たちの発言の中に常にこのような自分の正義を押し付けていないか顧みることも必要かもしれません。
2022・3・4 一世