
大阪水曜ほっと集談会一世です。
数十年に一度と言われた最大規模の台風でしたが、明けてみれば本日関西地方では何事も無かったかのように穏やかな秋晴れです。
被害に遭われました特に九州地方の会員の皆様に心よりお見舞い申し上げます。
気象予報が発達しているおかげで、何とか大惨事は回避できました。
やはり備えあれば憂いなしは、金言ですね。
では私たちが日夜襲われている心の台風はどうでしょうか?
関西でオンライン初心者懇談会を正式に立ち上げて、15ヶ月が経過しました。
先日も問い合わせをいただき本日の夜に初心者懇談会開催します。
ありがたいことに、全国からサポート会員が集結していただきます。
コロナ過もあり、孤立と孤独を背景とした不安障害が顕著です。
摂食障害、対人不安、パニック、コロナに対する過剰な感染不安などその時代を見事に映し出している印象です。
女性や若い男性の問い合わせが多いのも一つの特徴ですね。
私のようなオジサン世代にも、健康や経済的な不安は常にあります。
今日もこの後脳外科にてMRIの検査を受けます。
しかし定年を機にリタイアしたり第一線を退くことで差し迫った仕事や人間関係の悩みから少し開放され、漠然とした悩みに移行している気がします。
あるいはアルコールやギャンブルで適当に誤魔化すことに長けているだけかもしれませんが。(笑)

さて、そのような皆さんの悩み苦しみを聴かせていただく度に、あらためてこのような思いを抱きました。
ここ数年前から感じるある深い思いです。
それはこの人にとって今症状やとらわれが必要なのではないのか!
症状がなくなることで、更に大きなリスクを背負うのではないか?
更に言えば症状やとらわれがその人を救っているのではないか!
抑鬱で休養やペースダウンを余儀なくされることが自殺防止に繋がったり、パニックで休職することで過労による心筋梗塞や脳梗塞などによる突然死を回避できているのではないか!
どうぞ皆さん、症状を目の敵にして抗うことを止めませんか!
症状やとらわれと言われている心や体の声に謙虚に耳を澄ますことで、心に変化が生じ、行動を変え、生活が変わります。
同じ環境でも人生観が変わることで新しい自分と出会うのです。
森田博士は、神経質者は、理屈で事実を捻じ曲げようとすると喝破されています。
10歳ごろから神経質特有の心の不安を意識して15歳ごろから本格的にとらわれ還暦の今まで、症状のフルコースを堪能した私です。
時に症状を敵視し忌み嫌い排除しようと不毛な努力を積み重ねてきました。
今ようやく、症状やとらわれは私に与えられた最高のギフト。
症状は私自身であるという思いを強くしている一世です。
2022.9.20 一世
※下記イラストは、私ではありません。(笑)
