昨年の11月17日に起こった「奈良の女児誘拐殺人事件」について僕が感じたことを書こうと思います。テーマがテーマなので、感情的になったり、文章がおかしかったりするかもしれません。
今日、事件の初公判が行なわれ、小林容疑者は起訴事実を認めたそうです。詳細などについてはこれから突き詰められていくのでしょうが、たとえどんな答えが出ようとも、家族が納得できるような答えなど存在しないのでしょう。
7歳の子どもが殺められてしまう。いや、今回は奈良で7歳の少女が殺められるという事件でしたが、新聞紙上で殺人事件の記事が載らない日はあるんでしょうか。それは生まれたばかりの赤ちゃんから人生晩年を迎えた人まで、様々な人が被害に遭っています。
なぜ殺すんですか?
その人は死ななくちゃ駄目だったんですか?
運命だからで片付けられるんですか?
僕は今回の事件に関して、自分が奈良に住んでいたことがあり、自分に子どもがいるために敏感に反応して、様々なニュースや新聞で情報を得ようとしました。でも、日本国中、いや世界中で起こっている殺人事件に対して、同じように感じているかと考えると、そうではない自分がいます。どこかで他人事だと思っている自分がいるんです。そんな自分がすごく嫌になるときがあります。
答えはないと分かってはいるものの、人が人の命を意図的に奪うことが正しいことだとは僕は思いません。罪なき人々が殺す側の一方的な理由のみで殺されることが無いよう、祈ります。