今日、話をしていて思い出したことがあります。これは父親が実際に経験したことらしいのですが・・・。
ある日、残業をして暗くなった夜道を自転車で帰っていた時のことです。交差点の真ん中に人が倒れていたそうです。父親はすぐに自転車を降り、その人の状態を確認して、近くにいた人に救急車をお願いしたそうです。そして当然、警察へも連絡します。(警察は目の前にあるんだけど)その人は病院に行き、治療してもらい無事だったようです。
本来なら、「良かったねぇ~」で済むところなんですが、ここからが問題です。第一発見者である父親は事情聴取を受けます。警察としては事故の可能性もあるので、当然の仕事だと思います。
しかし!開口一番の言葉が、「あんたがやったんじゃないの?」だったそうです。父親はかなりムカッときましたが、それでも感情を抑えて状況を説明したそうです。しかし、第一発見者が第一容疑者だという彼らの考えに変化は無く、その後数日間は電話がかかってくるし、出頭しなくちゃいけないし、散々な目にあったようです。
結局、その時の状況を見ていた人が証言してくれて、晴れて容疑者では無くなったものの、すっきりしない気持ちのままでした。そこに更に警察が追い討ちをかける言葉を投げかけました。「えっ、お見舞いに行っていないんですか!気にならないんですか?」
なに~!気にならないわけ無いじゃないか!でもお見舞いに行くような時間がどこにあるんだよ。あんたたちが呼び出すから時間も無いよ。それに、全く見ず知らずの人に「第一発見者です」って見舞いにいくのかよ。そもそもあなたたち警察署の目の前の交差点で倒れて居たんだぞ、なにをしているんだよ!
少々、脚色はしていますが、これに近いことを思ったらしいです。
別のところでも、親戚の方が、路上で倒れて亡くなっている方を発見して通報したところ、容疑者として散々連れまわされたそうです。
警察の方、仕事なのは分かりますが、こんな酷い扱いを受けると、次から人が倒れていても助ける人が居なくなりますよ。ちょっと考えた方がいいのではないですか?