浜床のふろしき

尾道市因島から日常を記します

医者要らず

2006年10月09日 | 日常

僕が大学生の頃に、ナタデココに替わる健康食品としてヨーグルトなどのデザートに用いられるようになったのが、「アロエ」でした。僕はナタデココ・ヨーグルトが好きだったので、後発品であるアロエ・ヨーグルトはしばらくの間、食べなかったのですが、ある時ナタデココ・ヨーグルトが売り切れで、仕方なく買ったアロエ・ヨーグルトは思いのほか美味しくて、それから度々食べています。

そう、その時は「アロエ」が我が家で見慣れたあの植物だとは思いもしませんでした。なにせ、我が家では「アロエ」なんて洒落た名前では呼ばれていませんでしたし、食べることもありませんでしたからね。(一度噛んだことがありますが、非常に苦かったです)

我が家では「医者要らず」と呼ばれ、火傷や切り傷、虫さされなど、様々な場合に「医者要らず」を貼り付けていました。幼い頃はそんな民間療法にも何の疑問も抱かず、従っていましたが、大人になってくると疑問も出てきます。

しかし調べてみると、ちゃんと効能があるんですよね。「アロエ」の代表格である「アロエベラ」には、多くの有効成分が含まれていて、必須アミノ酸などの蛋白質、ビタミン・ミネラル、酵素、植物繊維など 70 種類以上の栄養素が含まれています。

例えば、エースマンナン(多糖類)はネバネバした成分で、体内の毒素を排出させる効果があります。また免疫力をアップさせる効果もあるため抗癌作用があります。他にもマグネシウムは痛みを鎮める作用があり、また便秘を防ぎますし、バイオスチムリン は皮膚の新陳代謝を活発にして、アロエチンは強い殺菌効果と解毒作用があるので、風邪をひいたときに有効な成分です。また化膿やニキビなどお肌のトラブルに良く効きます。

食べても貼っても効果があるのです。民間療法侮るべからずです。

我が家では今でも僕の息子が怪我をするたびに「医者要らず」が使われています。彼はいつになったら、「アロエ」というものを知るのでしょうか。