購入後10年間放置したシリーズその②・・・・ペットにまつわる短編を10人の作家が書き下ろしたアンソロジーです。
ババァと駄犬と私:森奈津子 → 偏屈なばあさんと吠えまくるペットのハスキー、田舎へ戻ってきた私が彼女たちに抱えるのは同族嫌悪?
最も賢い鳥:大倉崇裕 → 殺人現場に残されたペットはヨウム=オウム的な大型インコ 臨場したのは遺族たるペット専門の警察新組織の二人
灰色のエルミー:大崎梢 → 同級生女子から預かってる猫が超かわいい。しかし定時帰りを繰り返す自分には職場のプレッシャーが。そんな折飼い主に連絡が取れなくなったと思ったら事故で入院って???
里親面接:我孫子武丸 → 里親候補のとある夫婦の元にお見合いに来たコーギーの子犬×2 しかし実は本当の夫婦ではなくある目論見が。コーギーには申し訳ないが・・・・
猫の時間:柄刀一 → 引っ込み思案だった真子、6歳の時にやってきた子猫。なにやら懸命に人語を話そうとする可愛い「みゃー」。その後ずっと一緒だたtけど大学に入ると家を出ざるを得なくなって毎日を過ごせなくなって・・・そしてみゃーがやってきてから13年・・・
パッチワーク・ジャングル:汀こるもの → 爬虫類マニアの夫、トカゲモドキ=ヤモリやらカメレオンやら達のためにペット化のマンションの一室はジャングルに。そんなある夜、妻のケアはともかく爬虫類のケアをおろそかにするはずのない夫が帰ってこなかった。その日夫の会社ではある事件が起こっていて・・・
バステト:井上夢人 → 自殺願望のある桜場のアパートにするりと入って来たエジプトの女神の様な黒猫。どこからやってきたのが謎なんだが・・・
小犬のワルツ:太田忠司 → オルゴールの修理を生業とするステラの飼い主と、持ち込まれたバラバラのオルゴールと、オルゴールをばらした少年と、ステラときなこと、フリスビーと・・・・
『希望』:皆川博子 → マッチ箱でヤモリを買う女性小説家を訪ねてくるギターを担いだこけしの話。
シャルロットの憂鬱:近藤史恵 → 関節を痛めてまだ4歳だけど警察犬引退したシャルロット=ジャーマンシェパードがある夫婦の元へやって来た。しっかりしつけられてるけど、時々お茶目にずるくてかわいいシャルロットに夫婦は割とメロメロなんだが・・・・さすが元警察犬でシャルロットが吠えると何かが起こっている。ある日「シャルロットが吠えなかった」のに空き巣に家が荒らされてて・・・いったい何が?
と言う感じです。本屋さんのも良かったけどこちらもなかなかいい感じです。猫の時間がベタにいい話なんだけどベストトラックかな・・・いや他にも捨てがたいのがいくつか。シャルロット可愛いのでそのシリーズ小説はさっきAmazonで発注しましたw
面白かったです。
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