浄心庵・長尾弘先生「垂訓」

八正道と作善止悪

「御垂訓」

2018-02-11 00:03:17 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

     恩師のご著書「真理を求める愚か者の独り言」より


        第五章 心の曇りをとるための反省

        反省研修会のこと

先の続き・・・

研修会での反省の課題は大きく分けて、次の段階があります。

1. 先ずは、「心の癖」です。
     自分のわるい癖、欠点などを思い出してノートに書いていきます。
     いくつでもかまいません。
     ただし、ノートは自分だけの記録です。
     次に、今日までに犯してきた「過ち」です。
     あの時にあんなことさえしなければよかった、あるいは人に見られて
     恥ずかしいという出来事があるはずです。
     それを思い出します。

2. 後悔するというのは、自分がいけないとわかっていても、
     つい繰り返して業(カルマ)のゆえですが、必ずその根(ルーツ)に
     なっている幼い頃の出来事があるはずです。
     0歳から十歳までの間に起きたそういう出来事を思い出します。
     この時。できるだけ詳しく出来事を再現します。

3. そのうち、いちばん心の重荷になっていた出来事を一つ選び出し、
     その時の、相手の人はどんな気持ちだったであろうかと、相手の立場に
     立ってみて自分の犯した過ちの行為を反省します。

4. また、その出来事についてお母さんはどのように思われただろうか。
     今度はお母さんの立場に立って反省します。
     幼い自分に対してどのように思ってくださったか。
       この点について徹底的に反省します。

5. 最後に、この反省で反省の対象となった幼い頃の自分自身に慰めと励ましを与え、
     その出来事に関して自分自身を赦させていただきます。
     自分を正当化するのではなく、神の愛に包まれた自分に生まれ変わり、
     二度と同じ過ちをしない自分になるためです。


              ~ 感謝・合掌 ~



  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする