~ 恩師のご著書「講演集」より ~
講演集、 一
生きる目的「調和」とは
私達は何の為にこの世に生まれて来ているのか、
そして一体どこからこの世に生れさせてもらったのか――――。
これはお母さんのお腹から生まれたのですが、なるほど、
肉体は両親の縁をいただいてこの世に生れて来ておりますが、
しかし私達の心、
魂は一体どこからこの世に招いて戴いたのでしょうか。
それは、すばらしく調和された光輝くあの世の世界(内界)から、
自分の魂を広く豊かにする為に、
この世に生れて来ているのです。
この世は、
私達の魂の研修会場と思って戴いたら間違いないですね。
では一体この世で何をするのかといいますと、
私達はこの世においてお互いに手を取り合って、
助け合い補い合いながら、
調和することを目的として生まれて来ております。
「調和」に背いたら、背いた分だけ、
苦しみを戴くようになっています。
病気も、貧乏も、不幸もすべて調和からはみ出した分だけが
苦しみとして現れて来るのですね。
「調和」というのは、お互いに相互依存する中で、
他を生かす行いをすることです。
キリスト教では「愛」といいます。
この自然の世界はすべて調和されております。
私達が幸せになるには三つの柱が要ります。
まず「調和された健康」、次に「調和された経済」、
そして「調和された心」です。