~ 恩師の「講演集」より ~
講演集、 一
「心が主で肉体は従」
ある方から相談を受けました。
私は元来、餅肌のように白く綺麗な肌をしていましたが、
こんな蟇蛙のようにブツブツいぼのある体になっています。
O大学の皮膚科の偉い先生に診てもらいましたら、
これは目に見えない霊にとりつかれているのだから、
医者では治らないと言われました」というのです。
私もその背中を見せてもらいましたが、
何とも言えない不気味な感じです。
そこでいろいろと心の持ち方について話させてもらいました。
その方は「心を入れ変えます」と言われるので、
「では神様にお願いしてみましょう」と
祈らせてもらいましたところ見ている前で
すっかり綺麗になったのです。
こんなことを言いましても、「瞬間に消えたなんて、
そんな馬鹿な」と言って信じてもらえないでしょうが、
私もわざわざ嘘をつきにここに来ているわけではありません。
また、こういうこともありました。
二十四、五歳の耳の聞こえない女性の方が来られました。
生まれつきの難聴なのですが、
電話などとてもかけられなかったその方が、
やはり心の持ち方を変えて治療をさせてもらいますと、
その場で電話で話ができるようになったという
不思議な現象も現実に現わしてもらいます。
それは心の在り方を変えた時に、奇蹟が現れるのです。
今まで痛い痛いと言っていたのが消えるのは、
心というものがいかに大切かということを示しています。
心の持ち方や、自分の思うことぐらいでまさかと思われるでしょうが、
私達の肉体を支配している心が変な方向に向かっていたら、
肉体もまた変な方向に向かうのです。
心が主で肉体が従です。
皆さんにこの会場に来ていただいたのも、
大阪からこういう人が来ると聞いて、
心が納得してその日を待って下さったからこそ、
おいでいただけたわけです。
心で決めて集まって下さったからこそ、
今こうしてご縁がいただけたのですが、
もし「私はそんな話は聞きたくない」と心で決定を下したとしたら、
この場には来られません。