恩師のご著書「講演集」より
講演集、 二
良心(神我)とエゴ(偽我)
神様は、人間をお造りになった時、
「ああ、私の最高傑作ができた」と喜んで下さったそうです。
自分に似せて、その心まで私たちに注いで下さったのです。
しかし肉体というものを頂きますと、この肉体から沸き上がる心は、
自己保存、自我我欲です。
自分のこの肉体をまもらなければならないと思い、病気をすれば痛い、
苦しいので、何とか救われたいと思って、自分をかばう心が出て来ます。
それがだんだん高じますと、他の人はどうでもいい、
自分さえ良ければいいという心になってきます。