浄心庵・長尾弘先生「垂訓」

恩師の歌集「愛」より

自我越えて肉の己れを
捨し時 神と我とは
一つなる知る

「御垂訓」

2022-07-08 00:07:28 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

恩師のご著書「講演集」より


             講演集、 二

        良心(神我)とエゴ(偽我)

先の続き・・・

そのように朝起きるにも、
早い話が「もうちょっとゆっくり寝たいなあ」と思うのがエゴです。
「いや、はやく起きてご飯の支度をしなくてはいけない、
皆に迷惑をかけてはいけない」と思うのが良心です。

ちょっとの間戦いまして、そしてエゴの勝った人もあります。
その人は行いがどうしても自分勝手なものになっていきます。
自分勝手な生き方をした時、周りに迷惑をかけます。
迷惑をかけるから嫌われます。
ところが人さまの為に生きさせてもらいますと、
昔から「働く」ということは「はたを楽にする」といいますように、
他の人を楽にすることができます。

楽にしてもらうと、してもらった人は喜んでくれます。
「ああ、あの人は良い人だ、良くしてくれる。
あの人の為に、私も良くさせていただかなくてはいけない」といって、
自分のところに幸せが返ってきます。

エゴの生活をするのも、良心の生活をするのも、これは全く自由です。
神様からその選択の自由を与えられています。
どちらにしてもよいけれど、
しかしそれは「その結果として自分が収穫するもの」ですね。
エゴの生活をしますと必ず不幸になるということです。
そして良心の生活をすると必ず幸せになれます。


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