恩師のご著書「講演集」より
講演集、 二
無償の行為とそれに伴う現象
そこで間違ってはならないことは、
人さまの為に尽くさせていただいて、
一生懸命心底から尽くした時に、人から裏切られた場合です。
この時、私たちは自分の心を傷つけます。
「ほんとうになんという憎い人だ。あれだけしてやったのに、
あの恩知らず。
ようあんな恩知らずの人があったものだ」と言って、
自分が尽くした人の裏切りによって、
夜も寝ないで苦しんでいるのですね。
この苦しみが、せっかく良い行いをしながら自分を
不幸におとしいれている
一つの大きな原因となっています。