恩師のご著書「講演集」より
講演集、 二
得がたい法のご縁
先の続き・・・
思い通りにしてもらえないとひどいことをするのでほとほと
困られまして、
「先生、なんとか一回お話を聞かせてやって下さい」といって
連れて見えました。
僅か三十分か四十分ぐらいしかお話できなかったのですが、
もうここの玄関を出る時から態度が変わり、
帰りの電車の中、夕食への感謝と、
お母さんは腰が抜けるほどびっくりして電話を下さったのです。
「あれからずっと、それを守ってくれています。
いや、うちの子はほんまものですわ」と。
この守るべきことというのは、怒り・妬み・謗り・
愚痴・恨み・憎しみ・不要の心配や
取越し苦労・不安・恐怖・嘘・貪欲を無くすことだと言って
話しましたら、その息子さんは学生手帳に中に
この項目を書き込みましてね、持って歩いているのです。
そしてそれを実践して素晴らしい変貌をしてくれました。