恩師のご著書「講演集」より
講演集、 二
良心(神我)とエゴ(偽我)
先の続き・・・
そして神から与えられた心、それは神我(良心)です。
どんな立派なお方の心の中にも、必ず神と悪魔、
或いは仏と邪気が住んでおります。
そしてどんな小さなことをしようと思いましても、
心の中で神我(良心)と偽我(エゴ)の葛藤がおこります。
一番分かり易いのは今日ここへ来ていただくのに、
肉体から沸き上がるエゴの心は、
「暑いのにもう止めておこうか。
あんなところに行くよりも、
家でゆっくり休むほうが楽でよい」と思います。
しかし神からの心は、
「いや、やっぱり行って法の話を聞いたほうがいい」と思い、
心の中で葛藤しているのですね。
行こうか、止めておこうかと、一時葛藤します。
そして「いや、やっぱり行こう」と心に決めてくださった時、
皆さんの肉体はここへ向かいます。
しかし自分本位、肉体本位のエゴの心が勝ってしまいますと、
「ああしんどい、もう止めた」
と言って、ここへはお見えになりません。