浄心庵・長尾弘先生「垂訓」

恩師の歌集「愛」より

日日に神の御胸に抱かれて
光の国に住める嬉しさ

「垂訓」

2023-07-11 00:07:58 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓
    
 恩師のご著書「講演集」より


            講演、四

      調和された心、安らぎの心は「光」である

先の続き・・・

私はもう花が落ちないかな、枝が折れないないかなと思って、
ハラハラして見ておりましたが、
ご本人はそんなことには全く気が付きません。
やっと書類が出来あがりまして、
「判こを下さい」と言って、書類に判を押した時、
初めて、自らの意識に返られたのですね。

「ありゃー、綺麗な花が咲いていますね」とおっしゃたのです。
「あなた、今までこの花が見えなかったのですか」
とたずねますと、
「全然見えませんでした」と言われるのです。
すばらしい花の中にあっても、
その花さえ見ることができないことがあります。
これは現実にあったことです。
なるほど、心ここにあらざれば、
目にしても見ることができません。


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