恩師の御著書「真理を求める愚か者の独り言」より
第二章 必要なのは正しい生命観の確立
◆心の重量と行き着く先◆
そこで、唯一確かなことは仮の宿であるこの世にいる間、
私たちの心というものがどういうものがどういう状態であるのか、
それだけが次の世界に移る時の天国と地獄の分かれ道となります。
私たちは本来、心とか意識として存在しているものであり、
「この世」と「あの世」とを往復している生き通しの存在です。
肉体は「この世」で使用済になれば、脱ぎ捨てるようなものです。
ほんとうの自分は痛くもかゆくもないものです。
ところで、その方の思いがどんな状態か、
言葉がどんな状態か、行いがどんな状態か、
それによって人それぞれに違ういわば心の重さとでも
呼ぶべきものが決定されます。
それがまたその人の置かれている境遇に影響してゆきます。