浄心庵・長尾弘先生「垂訓」

恩師の歌集「愛」より

有難や米一粒の一粒に
神の御命 我給わらん

「垂訓」

2024-11-24 23:58:25 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓


  恩師のご著書「思いの中に生きる」より


   「先祖供養」について(その1)


先の続き・・・

その時、「ああ供えてくれたなァ」

という一時の心の納得というか、
供えてくれたという思いはあるのですけれども、

いつまでたっても満足を得ることはできません。
また供え物についても聞いてみました。
「今日までに、どれほどの供え物を

子孫の方はあなたに捧げましたか」。
しかし、それによっても満足は得られなかった。
戒名なんかはけっさくです。
「よき戒名を付けられたでしょう」

と聞きますと、「あれは何もなっておらん」。
「どうしてですか」と聞いたら、

「わしが死んだ後のこと、わしゃ知らん」
こう言われました。


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「垂訓」

2024-11-24 00:25:59 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

   恩師のご著書「思いの中に生きる」より

     「先祖供養」について(その1)


先の続き・・・

だから、いくらお経をあげても

何にもならないのです。
また、お茶も聞きました。
「あなたが所望されたら、

子孫の方はどれほどのお茶を献じましたか。
お茶によって救われましたか」と言いますと、
「いや、救われない。

満たされることができない」とおっしゃった。
それは、いくら供えてもらっても

満足できないのです。


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