浄心庵・長尾弘先生「垂訓」

恩師の歌集「愛」より

偉大なる光の王に導かれ
我が身は動き口は語らん

「御垂訓」

2022-03-30 00:26:04 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

~ 恩師のご著書「講演集」より ~


          講演集 一

   「循環を繰り返して神仏に近づく」

水は太陽の熱エネルギーによって蒸発して
天に昇るのですが、
熱作用によって冷たくなれば収縮して固体化し、
やがて凍って固まり重くなって下に降りて来る。
その途中で溶けて雨になるのですが、
下へ降りては上昇して、又下へ降りて来ます。
水も循環しています。

例えばここに池があるとして、その池の水が蒸発して
再びこの池に降りてくるかと言うと、そんなことはなく、
上に昇ってしまえばどこへ飛んで行くか分かりません。
水蒸気は成層圏へ上がってしまえば、
アメリカに雨となって降りるかも分かりません。
反対にヨーロッパに行くかも知れません。

それと同様に私たちも命が終わって、
私達の意識が無事天上の世界に帰りましたら、
今度は自ら望む自分の魂の修行しやすい場所へ
また降りて来るのです。

日本人は日本人として生まれ代わるかと言えば、
それは違います。
日本の国に代々生まれているから言っても、
それはとんでもないことで、
世界中のあらゆる国に転生輪廻しているのです。
その場所で自分の魂の修行をしているのです。

魂の修行とは何かと言いますと、自分の心の曇り、
自分の持っている悪い癖、欠点を払っていくことです。
やがて循環の繰り返しをして最後に神仏の心に
到達していくのですね。
それが私達のこの世に生まれた目的です。

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