浄心庵・長尾弘先生「垂訓」

恩師の歌集「愛」より

肉体の限度にいどみ人救う
愛の行い我が内の神

「ブッダのことば」より。

2017-02-10 00:07:10 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

        ~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~

    
               第三 大なる章 

             10、コーカーリヤ

663、種々なる貪欲に耽る者は、
       ことばで他人をそしる。
       ―――かれ自身は、信仰心なく、ものおしみして、
       不親切で、けちで、やたらに陰口を言うのだが。

664、口穢(くちぎたな)く、不実で、卑しい者よ。
       生きるものを殺し、邪悪で、悪行をなす者よ。
       下劣を極め、不吉な、でき損ないよ。
       この世であまりおしゃべりするな。
       お前は地獄に堕ちる者だぞ。

665、お前は塵を撒いて不利を招き、
       罪をつくりながら、諸々の善人を非難し、
       また多くの悪事をはたらいて、長い間深い坑(地獄)に陥る。


             ~ 感謝・合掌 



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「ブッダのことば」より。

2017-02-09 00:08:41 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

        ~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~

    
                 第三 大なる章 

               10、コーカーリヤ

660、悪口を言いまた悪意を起こして聖者をそしる者は、
       十万と三十六のニラッブダの〔巨大な年数のあいだ〕また
       五つのアッブダの〔巨大な年数のあいだ〕地獄に赴く。

661、嘘を言う人は地獄に堕ちる。
       また実際にしておきながら「わたしはしませんでした」と言う人もまた同じ。
       両者ともに行為の卑劣な人々であり、
       死後にはあの世で同じような運命を受ける(地獄に堕ちる)。

662、害心なく清らかで罪汚れのない人を憎むかの愚者には、
       必ず悪〔い報い〕がもどってくる。
       風に逆らって微細な塵を撒き散らすようなものである。


                ~ 感謝・合掌 ~



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「ブッダのことば」より。

2017-02-08 00:08:47 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

        ~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~

   
                 第三 大なる章 

               10、コーカーリヤ

先の続き・・・

師はこのように言われた。
幸せな人である師は、このことを説いてから、
さらに次のように言われた。―――

657、人が生まれたときには、実に口の中には斧が生じている。
       愚者は悪口を言って、その斧によって自分を斬り割くのである。

658、毀(そし)るべき人を褒め、また背くべき人を毀る者、
       ―――かれはl口によって禍をかさね、
       その禍のゆえに福楽を受けることはできない。

659、賭博で財を失う人は、
       たとい自身を含めて一切を失うとも、
       その不運はわずかなものである。
       しかし立派な聖者に対して悪意をいだく人の受ける不運は、
       まことに重いのである。


            ~ 感謝・合掌 ~ 


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「ブッダのことば」より。

2017-02-07 00:12:14 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

       ~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~

    
               第三 大なる章 

               九、ヴァーセッタ

654、世の中は行為によって成り立ち、
        人々は行為によって成り立つ。
        生きとし生ける者は業(行為)に束縛されている。
        ―――進み行く車が軛に結ばれているように。

655、熱心な修行と清らかな行いと感官の制御と自制と、
        ―――これによって〈バラモン〉となる。
        これが最上の境地である。

656、三つのヴェーダ(明知)を具え、心安らかに、
        再び世に生まれることのない人は、諸々の識者にとっては、
        梵天や帝釈〔と見なされる〕のである。
        ヴァーセッタよ。
        このとおりであると知れ。


               ~ 感謝・合掌 ~


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「ブッダのことば」より。

2017-02-06 01:07:01 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

     ~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~

   
               第三 大なる章 

               九、ヴァーセッタ

651、行為によって農夫となるのである。
      行為によって職人となるのである。
      行為によって商人となるのである。
      行為によって傭人となるのである。

652、行為によって盗賊ともなり、
      行為によって武士ともなるのである。
      行為によって司祭者となり、
      行為によって王ともなる。

653、賢者はこのようにこの行為を、
      あるがままに見る。
      かれらは縁起を見る者であり、
      行為(業)とその報いとを熟知している。


            ~ 感謝・合掌 ~ 



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「ブッダのことば」より。

2017-02-05 00:06:45 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

       ~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~

   
               第三 大なる章 

               九、ヴァーセッタ

648、世の中で名とし姓として付けられているものは、名称にすぎない。
      (人の生まれた)その時その時に付けられて、
      約束の取り決めによってかりに設けられて伝えられているのである。

649、(姓名は、かりに付けられものにすぎないということを)
      知らない人々にとっては、誤まった偏見が長い間ひそんでいる。
      知らない人々はわれらに告げていう、
      『生まれによってバラモンなのである」

650、生まれによって〈バラモン〉となるのではない。
      生まれによって〈バラモンならざる者〉となるのでもない。
      行為によって〈バラモン〉なのである。
      行為によって〈バラモンならざる者〉なのである。


                ~ 感謝・合掌 ~ 


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「ブッダのことば」より。

2017-02-04 00:14:59 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

       ~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~

    
               第三 大なる章 

               九、ヴァーセッタ

645、前にも、後にも、中間にも、一物をも所有せず、
      すべて無一物で、何ものをも執着してとりおさえることのない人、
      ―――かれをわたくしは〈バラモン〉と呼ぶ。

646、牡牛のように雄々しく、気高く、英雄・大仙人・
      勝利者・欲望のない人・沐浴した者・覚った人(ブッダ)、
      ―――かれをわたくしは〈バラモン〉と呼ぶ。

647、前世の生涯を知り、また天上と地獄とを見、
      生存を滅し尽くすに至った人、
      ―――かれをわたくしは〈バラモン〉と呼ぶ。


             ~ 感謝・合掌 ~


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「ブッダのことば」より。

2017-02-03 00:09:01 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

        ~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~

    
               第三 大なる章 

               九、ヴァーセッタ

642、〈快楽〉と〈不快〉とを捨て、
        天界の絆を越え、すべての絆をはなれた人、
        ―――かれをわたくしは〈バラモン〉と呼ぶ。

643、生きとし生ける者の死生をすべて知り、
        執着なく、幸せな人、覚った人、
        ―――かれをわたくしは〈バラモン〉と呼ぶ。

644、神々も天の伎楽神(ガンダルヴァ)たちも
        人間もその行方を知り得ない人、
        煩悩の汚れを滅しつくした人、
        ―――かれをわたくしは〈バラモン〉と呼ぶ。


            ~ 感謝・合掌 ~


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「ブッダのことば」より。

2017-02-02 00:26:16 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

      ~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~

    
               第三 大なる章 

               九、ヴァーセッタ

639、この世の欲望を断ち切り、
      出家して遍歴し、欲望の生活の尽きた人、
      ―――かれをわたくしは〈バラモン〉と呼ぶ。

640、この世の愛執を断ち切り、
      出家して遍歴し、愛執の生活の尽きた人、
      ―――かれをわたくしは〈バラモン〉と呼ぶ。

641、人間の絆を捨て、
      天界の絆を越え、すべての絆をはなれた人、
      ―――かれをわたくしは〈バラモン〉と呼ぶ。



             ~ 感謝・合掌 ~ 


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「ブッダのことば」より。

2017-02-01 02:49:22 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

     ~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~


           第三、 大いなる章

           九、 ヴァーセッタ

636、この世の禍福いずれにも執着することなく、
       憂いなく、穢れなく、清らかな人、
       ―――かれをわたくしは〈バラモン〉と呼ぶ。

637、曇りのない月のように、清く、澄み、濁りがなく、
       歓楽の生活の尽きた人、
       ―――かれをわたくしは〈バラモン〉呼ぶ。

638、この障害・険道・輪廻(さまよい)・迷妄を超えて、
       渡りおわって彼岸に達し、瞑想し、興奮することなく、疑惑なく、
       執着がなくて、心安らかな人、
       ―――かれをわたくしは〈バラモンと呼ぶ。


             ~ 感謝・合掌 ~



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