恩師のご著書「講演集」より
講演集、 二
東京・沖縄の旅にこと寄せて――幸せになる為には
先の続き・・・
帰りに水族館で海底の魚の見える所に連れていってもらいました。
自然というのは有り難いもので、
行く先々で学ばせてもらうことができますね。
海はあんなに広いと思いますけど、珊瑚礁の魚は、
そこで生まれて育ってそこで死ぬそうです。
よそへ行かず一生をそこで終わるそうです。
こんなに大きい鯛がいます。
餌の麩を岸から投げると、魚が取り合いをして食いついてきます。
鯛や細長い魚や透き通った魚などがよく見えました。
こんな所で漁師がその魚を全部獲ってしまったら後、
魚が育たないそうです。
「もう時間がありません」と言われて、
パーッと走って運動会のような旅でした。
しかし、
人さまの喜びを頂いて数えきれないほどのたくさんの方が喜び、
そして感激して下さいましたが、
特に沖縄では自分が分からない程抱きついて
ワンワン泣いておられて、それは大分長い時間でした。
何人も何人も抱きついて泣いておられました。
魂の触れ合いに恥じも外聞もありません。