様々なメタ(54)
TITLE: 「メタ」語集
前回では広辞苑の第1版から最新版までの推移を説明しました。その中で、「第3版(1983)で、第2版までの「めた」が消えて、初めて「メタ」(ギリシア語の間に、後に、超えるに由来する接頭語)が登場した。岩波書店から「アリストテレス全集」が発行されたのが、1968年-1973年なので、その影響と思われる。」と書きました。そこでここでは、日本語での最新版と英和辞典での過去からの記述の違いを明確にします。日本語では、英語に比べて格段に遅れていることが分かるでしょう。
1 広辞苑(岩波書店[2018])に登場する言葉
メタ
『①「間に」「後に」「超える」の意。
②[化]ベンゼン環の1位と3位に置換基を持つことを示し、記号mで表す。』
メタアナリシス
メタゲノム
メタ言語
メタセンター
メタデータ
メタ認知
メタファー
メタフィクション
メタフィジーク
メタフィジカル
メタボ
メタボリズム
メタボリック・シンドローム
メタボローム
メタモルフォーゼ
メタ倫理学
2 引用した書籍に登場する言葉
・「様々なメタの研究、人文・社会学編」(非公開)で引用
メタ日本文化論(p36)
メタ分析(メタアナリシス)(P38)
メタ推理(P57)
メタレベル(P47)
メタ・メタレベル(P47)
メタ情報(P47)
メタ存在論(Meta-ontology)(P50)
メタスターシス(p57)
メタ・メタ(p57)
メタ数学(p58)
メタ論理(p58)
メタフィクション(p58)
メタ知識(p58)
メタ記憶(p58)
メタデザイン(p58)
メタモデル(p58)
メタメッセージ(p58)
メタ法価値論(p58)
メタタグ(p58)
メタヒューリスチック(p58)
メタ構文交換(p58)
メタ検索エンジン(p58)
メタファイル(p58)
メタ思考(p69)
メタ・メタ倫理学(p86)
メタ教義(meta doctrine)(p100)
メタ宗教(meta religion)(p100)
メタ宗教性(p100)
・「様々なメタの研究、理工学・経済学編」(非公開)で引用
メタキャピタリズム(p99)
メタサイコロジー(p11)
メタフォント(p22)
メタ人物(p.25)
メタマーケット(p101)
メタマジック(p22)
メタマジカル(p22)
メタマテリアル(p16)
メタ・マネジメント(p87)
メタ物語(p.97)
3 造語として使用
・「様々なメタの研究、人文・社会学編」(非公開)で使用
メタ思想(p45)
メタワーキング(p22)
メタ指向(p30)
メタ文明論(p41)
メタインフォーメーション(p45)
メタ教育論(p52)
メタ的に(p54)
メタ宗教論(p59)
メタ思考法(p69)
メタ文学(p71)
メタ人間論(p81)
メタ哲学(p93)
メタリズム(p101)
・「様々なメタの研究、理工学・経済学編」(非公開)で使用
メタ機械工学(p35)
メタ経済学(p82)
メタ原価企画(p72)
メタ視点(p68)
メタ設計論(p55)
メタ時空論(p30)
メタ全集(p91)
メタ文明論(p49)
メタWhy(p52)
4 新簡約英和辞典(研究社[1961])
meta- (次の5項に記載)
metabolism(物質交代、物質代謝)
metacarpal(掌部、掌骨)
metacarpus(中手骨)
metacenter(傾心)
metagalaxy(認識しうる全宇宙)
metagenesis(真正世代交代)
metamer(異性体の一種)
metameric(異性の)
metamerism(体節性)
metamorphic(変化の、変態の)
metamorphism(岩石の変成作用)
metamorphosis(魔力や超自然力による変形、変態)
metaphor(隠喩)
metaphorical(比喩的な)
metaphrase(翻訳、言い換えをする)
metaphysical(難解な、超自然の、形而上学の)
metaphysician(形而上学的理論家)
metaphysicist(形而上学者)
metaphysicize(形而上学的に考える)
metaphysics(形而上学、思弁哲学)
metaplasm(語形変異)
metapolitics(理論的政治学)
metatasis(変形、変態)
metatarsus(中足)
metathesis(患部移動、音位変換)
metayage(分益小作制度)
matayer(分益農夫)
metazoan(後生動物、原生動物の上位にあるすべての動物)
5 新英和大辞典(研究社[1992])第5版で、初版は1980
meta-
『1.主に科学用語で次の意味を表す:
a「・・の後;・・を超えた」:metanephros, metagalaxy, metaphysics.
b(位置・状態)の変化:metabolism, metamorphosis.
c「二次的・・」:metalanguage.
2. 「・・より包括的な;超・・」の意で、既存の学問を批判的に扱う新しい関連学科名を表わす:metalinguistics, metamathematics, metapsychology.
3,【化学】以下省略。』
以下は、[1961]版から追加された項目のみを示す。
metabasis(病状変化、主題転移)
metabiosis(変態共生)
metabola(変態類)
metabolic(変態する、変形する)
metabolical(変態する、変形する)
metabolic water(同化作用によって生物体内に生じた水)
metabolite(代謝物質)
metabolous(動物の変態)
metaboly(変態)
metacentric(染色体の中央部にある動原体)
metacentric height(メタセンターの高さ)
metacentric stability(初期復元力)
metacercaria(吸虫類の幼虫の変形)
metacercarial(後生花被類)
metachlamydeae(後生花被類)
metachromasia(異染性)
metachromatism(細胞科学上の染色現象)
metachronal(多足類の歩脚で一定の位相差で運動する性質)
metanathous(二様式口器類の昆虫)
metahistory(対象を一時代に限定せず、多様な時代を比較しながら共通の歴史法則を追求しようとする歴史的認識の立場)
metahistorian(上記の立場の人)
metainfective(感染後におこる)
metakinesis(細胞分裂の中期)
metalanguage(メタ言語)
metalepsis(比喩的な言葉をさらに換喩する)
metalimnion(地質の変水層)
metalinguistic(メタ言語学の)
metalinguistics(メタ言語学)
metamathematical(超数学的な)
metamathematician(超数学者)
metamathematics(超数学)
metamaeral(動物の体節)
metamorphose(一変させる)
metamorphoses(変態の複数形)
metamorphous(変化の)
metanalysis(異分析)
metanauplius(ある種の幼虫)
metanephros(後腎)
metaphase(細胞分裂の中期)
metaphloem(植物の後生)
metaphoric(比喩的な)
metaphorically(比喩的に)
metaphrast(翻訳者)
metaphrastic(直訳的な)
metaphysic(学問・研究の原理体系)
metaplasia(病理の異形成)
metaplast(後形態)
metapleuron(昆虫の後側板)
metapneustic(昆虫の後気門の閉塞)
metapodium(動物の後ろ足)
metapolitician(政治哲学者)
metaphychic(心霊研究の)
metaphychics(心霊研究)
metapsychology(超心理学)
metastability(準安定状態)
metastable(準安定の)
metastable state(準安定状態)
metastasize(転移する)
metastrongylid(肺虫科の)
metatarsal(中足の)
metatheory(超理論、ある理論を一段と高い立場から解明するのに用いられる別の理論)
metatherian(後獣亜綱の)
metathesize(置換えが起こる)
metathetical(人工的患部移動の)
metathoph(複合有機栄養生物)
metatrophic(複合有機栄養形式をもつ)
metaxylem(後生木質部)
metazoa(後生動物門)
metazoan(後生動物門に属する)
metazoea(節足動物の幼生の一種)
なお、この辞典の最新版(2002)にも、まだMeta-engineeringの項目はない。紀伊国屋書店の話では、「辞書離れの時代なので、次版はもうないでしょう」とのことでした。
6 フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A1%E3%82%BF「メタ」より引用
「ある学問や視点の外側にたって見る」の用例
「ある学問や視点の外側にたって見る」という意味はアリストテレスの著書『メタピュシカ』(形而上学)に由来しており、哲学では他にも「メタ倫理学」、「メタ哲学」等の用例がある。
数学基礎論や数理論理学では、数学や論理学を(人工)言語とみなした上で数学的手段を用いて研究としているので、研究対象たる「数学」や「論理学」のような「言語」と、それらの研究対象を研究するために用いる「数学」、「論理学」、「言語」を分けて考える必要があり、後者をそれぞれ「メタ数学」(英: metamathematics、超数学とも訳される)「メタ論理」、「メタ言語」と呼ぶ。またメタ数学やメタ言語等に関する概念には「メタ」という接頭辞を用い、例えばメタ数学の定理を研究対象の数学の定理と区別し、「メタ定理」(英: metatheorem)と呼ぶ。より一般に、これらの例のように何らかの理論(上では「数学」や「論理学」)を研究するための理論を一般に「メタ理論」と呼ぶ。
数理論理学をその始祖の一つとして持ち、人工言語たるプログラミング言語を研究対象の一つとして持つ計算機科学でも、「メタデータ」「メタプログラミング」「メタタグ」「メタヒューリスティクス」「メタ構文変数」「メタ検索エンジン」「メタファイル」「メタクラス」等の用例がある。
他にも「メタフィクション」「メタ認知」「メタ知識」「メタ記憶」「メタアナリシス」「メタデザイン」「メタモデル」「メタメッセージ」「メタ法価値論」等の用例がある。
語源
「メタ」は元来は古代ギリシャ語で「あとに」という意味で、線文字Bで書かれたミケーネ・ギリシャ語での用例が最古のものである。この元来の意味も学術用語で使われる事があり、例えばMetatheria(後獣下綱)は、生物の分類を木で表したときTheria(獣亜綱)のあとに来る事による命名である。
「超越した」、「高次の」という意味で「メタ」が用いられるようになったのはアリストテレスの『タ・メタ・タ・ピュシカ』(古希: τὰ μετὰ τὰ φυσικά、直訳は『自然に関するものの後に』だが、通常は『形而上学』と訳される)という書物に起源を持つ。
本書が編集された際、自然学的な著作の後に置かれた事からこの名称で呼ばれたと思われるが、後世になって本書がその短縮形『メタピュシカ』(古希: Μεταφυσικά)で呼ばれるようになるとこの本来の意味は忘れられ、「自然学を越えたもの」という意味に解されるようになった。
オックスフォード英語辞典によれば、「~を超えて」、「~について」といった意味で「メタ」を英語で用いたのは1917年に遡り、数理論理学に関連する単語で用いられるようになったのは1929年以前である。1920年にはヒルベルトが「メタ数学」という単語を用いている。また1937年にはクワインが「メタ定理」という単語を用いている。
これだけあっても、まだmeta-engineeringは登場していない。
7 Ohio University, Russ College of Engineering and Technology
https://www.ohio.edu/engineering/about/meta-engineeringより引用
What is meta-engineering? It's about going beyond the practical application of engineering and technology. And at the Russ College, that's what our students and faculty do every day. They embrace critical thinking. They thrive on hard work and close collaboration. They're creative, able to lead, and interested in the life cycle of designs. Like all engineers and technologists, they're doers. But as meta-engineers, they're even more: They're dreamers who want to use their knowledge, passion, and skills to make a positive impact on the world.
メタエンジニアリングとは何ですか? それは、エンジニアリングとテクノロジーの実用化を超えることです。 そして、ラスカレッジでは、それが私たちの学生と教職員が毎日行っていることです。 彼らは批判的思考を受け入れます。 彼らはハードワークと緊密なコラボレーションで繁栄します。 彼らは創造的で、リードすることができ、デザインのライフサイクルに興味を持っています。 すべてのエンジニアや技術者のように、彼らは実行者です。 しかし、メタエンジニアとして、彼らはさらに多くのことをしています。彼らは、知識、情熱、スキルを使用して世界にプラスの影響を与えたいと考えている夢想家です。(Googleの自動翻訳)
8 Oxford英英辞典(オックスフォード大学出版局[2020])
書店に並んでいる印刷された辞書の最新版は、Oxford英英辞典だった。しかし、そこにもMeta-engineeringの項目はない。僅かに7項目の「meta-」が掲載されているだけで、多くのメタは、まだネット上のことのように思われる。
TITLE: 「メタ」語集
前回では広辞苑の第1版から最新版までの推移を説明しました。その中で、「第3版(1983)で、第2版までの「めた」が消えて、初めて「メタ」(ギリシア語の間に、後に、超えるに由来する接頭語)が登場した。岩波書店から「アリストテレス全集」が発行されたのが、1968年-1973年なので、その影響と思われる。」と書きました。そこでここでは、日本語での最新版と英和辞典での過去からの記述の違いを明確にします。日本語では、英語に比べて格段に遅れていることが分かるでしょう。
1 広辞苑(岩波書店[2018])に登場する言葉
メタ
『①「間に」「後に」「超える」の意。
②[化]ベンゼン環の1位と3位に置換基を持つことを示し、記号mで表す。』
メタアナリシス
メタゲノム
メタ言語
メタセンター
メタデータ
メタ認知
メタファー
メタフィクション
メタフィジーク
メタフィジカル
メタボ
メタボリズム
メタボリック・シンドローム
メタボローム
メタモルフォーゼ
メタ倫理学
2 引用した書籍に登場する言葉
・「様々なメタの研究、人文・社会学編」(非公開)で引用
メタ日本文化論(p36)
メタ分析(メタアナリシス)(P38)
メタ推理(P57)
メタレベル(P47)
メタ・メタレベル(P47)
メタ情報(P47)
メタ存在論(Meta-ontology)(P50)
メタスターシス(p57)
メタ・メタ(p57)
メタ数学(p58)
メタ論理(p58)
メタフィクション(p58)
メタ知識(p58)
メタ記憶(p58)
メタデザイン(p58)
メタモデル(p58)
メタメッセージ(p58)
メタ法価値論(p58)
メタタグ(p58)
メタヒューリスチック(p58)
メタ構文交換(p58)
メタ検索エンジン(p58)
メタファイル(p58)
メタ思考(p69)
メタ・メタ倫理学(p86)
メタ教義(meta doctrine)(p100)
メタ宗教(meta religion)(p100)
メタ宗教性(p100)
・「様々なメタの研究、理工学・経済学編」(非公開)で引用
メタキャピタリズム(p99)
メタサイコロジー(p11)
メタフォント(p22)
メタ人物(p.25)
メタマーケット(p101)
メタマジック(p22)
メタマジカル(p22)
メタマテリアル(p16)
メタ・マネジメント(p87)
メタ物語(p.97)
3 造語として使用
・「様々なメタの研究、人文・社会学編」(非公開)で使用
メタ思想(p45)
メタワーキング(p22)
メタ指向(p30)
メタ文明論(p41)
メタインフォーメーション(p45)
メタ教育論(p52)
メタ的に(p54)
メタ宗教論(p59)
メタ思考法(p69)
メタ文学(p71)
メタ人間論(p81)
メタ哲学(p93)
メタリズム(p101)
・「様々なメタの研究、理工学・経済学編」(非公開)で使用
メタ機械工学(p35)
メタ経済学(p82)
メタ原価企画(p72)
メタ視点(p68)
メタ設計論(p55)
メタ時空論(p30)
メタ全集(p91)
メタ文明論(p49)
メタWhy(p52)
4 新簡約英和辞典(研究社[1961])
meta- (次の5項に記載)
metabolism(物質交代、物質代謝)
metacarpal(掌部、掌骨)
metacarpus(中手骨)
metacenter(傾心)
metagalaxy(認識しうる全宇宙)
metagenesis(真正世代交代)
metamer(異性体の一種)
metameric(異性の)
metamerism(体節性)
metamorphic(変化の、変態の)
metamorphism(岩石の変成作用)
metamorphosis(魔力や超自然力による変形、変態)
metaphor(隠喩)
metaphorical(比喩的な)
metaphrase(翻訳、言い換えをする)
metaphysical(難解な、超自然の、形而上学の)
metaphysician(形而上学的理論家)
metaphysicist(形而上学者)
metaphysicize(形而上学的に考える)
metaphysics(形而上学、思弁哲学)
metaplasm(語形変異)
metapolitics(理論的政治学)
metatasis(変形、変態)
metatarsus(中足)
metathesis(患部移動、音位変換)
metayage(分益小作制度)
matayer(分益農夫)
metazoan(後生動物、原生動物の上位にあるすべての動物)
5 新英和大辞典(研究社[1992])第5版で、初版は1980
meta-
『1.主に科学用語で次の意味を表す:
a「・・の後;・・を超えた」:metanephros, metagalaxy, metaphysics.
b(位置・状態)の変化:metabolism, metamorphosis.
c「二次的・・」:metalanguage.
2. 「・・より包括的な;超・・」の意で、既存の学問を批判的に扱う新しい関連学科名を表わす:metalinguistics, metamathematics, metapsychology.
3,【化学】以下省略。』
以下は、[1961]版から追加された項目のみを示す。
metabasis(病状変化、主題転移)
metabiosis(変態共生)
metabola(変態類)
metabolic(変態する、変形する)
metabolical(変態する、変形する)
metabolic water(同化作用によって生物体内に生じた水)
metabolite(代謝物質)
metabolous(動物の変態)
metaboly(変態)
metacentric(染色体の中央部にある動原体)
metacentric height(メタセンターの高さ)
metacentric stability(初期復元力)
metacercaria(吸虫類の幼虫の変形)
metacercarial(後生花被類)
metachlamydeae(後生花被類)
metachromasia(異染性)
metachromatism(細胞科学上の染色現象)
metachronal(多足類の歩脚で一定の位相差で運動する性質)
metanathous(二様式口器類の昆虫)
metahistory(対象を一時代に限定せず、多様な時代を比較しながら共通の歴史法則を追求しようとする歴史的認識の立場)
metahistorian(上記の立場の人)
metainfective(感染後におこる)
metakinesis(細胞分裂の中期)
metalanguage(メタ言語)
metalepsis(比喩的な言葉をさらに換喩する)
metalimnion(地質の変水層)
metalinguistic(メタ言語学の)
metalinguistics(メタ言語学)
metamathematical(超数学的な)
metamathematician(超数学者)
metamathematics(超数学)
metamaeral(動物の体節)
metamorphose(一変させる)
metamorphoses(変態の複数形)
metamorphous(変化の)
metanalysis(異分析)
metanauplius(ある種の幼虫)
metanephros(後腎)
metaphase(細胞分裂の中期)
metaphloem(植物の後生)
metaphoric(比喩的な)
metaphorically(比喩的に)
metaphrast(翻訳者)
metaphrastic(直訳的な)
metaphysic(学問・研究の原理体系)
metaplasia(病理の異形成)
metaplast(後形態)
metapleuron(昆虫の後側板)
metapneustic(昆虫の後気門の閉塞)
metapodium(動物の後ろ足)
metapolitician(政治哲学者)
metaphychic(心霊研究の)
metaphychics(心霊研究)
metapsychology(超心理学)
metastability(準安定状態)
metastable(準安定の)
metastable state(準安定状態)
metastasize(転移する)
metastrongylid(肺虫科の)
metatarsal(中足の)
metatheory(超理論、ある理論を一段と高い立場から解明するのに用いられる別の理論)
metatherian(後獣亜綱の)
metathesize(置換えが起こる)
metathetical(人工的患部移動の)
metathoph(複合有機栄養生物)
metatrophic(複合有機栄養形式をもつ)
metaxylem(後生木質部)
metazoa(後生動物門)
metazoan(後生動物門に属する)
metazoea(節足動物の幼生の一種)
なお、この辞典の最新版(2002)にも、まだMeta-engineeringの項目はない。紀伊国屋書店の話では、「辞書離れの時代なので、次版はもうないでしょう」とのことでした。
6 フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A1%E3%82%BF「メタ」より引用
「ある学問や視点の外側にたって見る」の用例
「ある学問や視点の外側にたって見る」という意味はアリストテレスの著書『メタピュシカ』(形而上学)に由来しており、哲学では他にも「メタ倫理学」、「メタ哲学」等の用例がある。
数学基礎論や数理論理学では、数学や論理学を(人工)言語とみなした上で数学的手段を用いて研究としているので、研究対象たる「数学」や「論理学」のような「言語」と、それらの研究対象を研究するために用いる「数学」、「論理学」、「言語」を分けて考える必要があり、後者をそれぞれ「メタ数学」(英: metamathematics、超数学とも訳される)「メタ論理」、「メタ言語」と呼ぶ。またメタ数学やメタ言語等に関する概念には「メタ」という接頭辞を用い、例えばメタ数学の定理を研究対象の数学の定理と区別し、「メタ定理」(英: metatheorem)と呼ぶ。より一般に、これらの例のように何らかの理論(上では「数学」や「論理学」)を研究するための理論を一般に「メタ理論」と呼ぶ。
数理論理学をその始祖の一つとして持ち、人工言語たるプログラミング言語を研究対象の一つとして持つ計算機科学でも、「メタデータ」「メタプログラミング」「メタタグ」「メタヒューリスティクス」「メタ構文変数」「メタ検索エンジン」「メタファイル」「メタクラス」等の用例がある。
他にも「メタフィクション」「メタ認知」「メタ知識」「メタ記憶」「メタアナリシス」「メタデザイン」「メタモデル」「メタメッセージ」「メタ法価値論」等の用例がある。
語源
「メタ」は元来は古代ギリシャ語で「あとに」という意味で、線文字Bで書かれたミケーネ・ギリシャ語での用例が最古のものである。この元来の意味も学術用語で使われる事があり、例えばMetatheria(後獣下綱)は、生物の分類を木で表したときTheria(獣亜綱)のあとに来る事による命名である。
「超越した」、「高次の」という意味で「メタ」が用いられるようになったのはアリストテレスの『タ・メタ・タ・ピュシカ』(古希: τὰ μετὰ τὰ φυσικά、直訳は『自然に関するものの後に』だが、通常は『形而上学』と訳される)という書物に起源を持つ。
本書が編集された際、自然学的な著作の後に置かれた事からこの名称で呼ばれたと思われるが、後世になって本書がその短縮形『メタピュシカ』(古希: Μεταφυσικά)で呼ばれるようになるとこの本来の意味は忘れられ、「自然学を越えたもの」という意味に解されるようになった。
オックスフォード英語辞典によれば、「~を超えて」、「~について」といった意味で「メタ」を英語で用いたのは1917年に遡り、数理論理学に関連する単語で用いられるようになったのは1929年以前である。1920年にはヒルベルトが「メタ数学」という単語を用いている。また1937年にはクワインが「メタ定理」という単語を用いている。
これだけあっても、まだmeta-engineeringは登場していない。
7 Ohio University, Russ College of Engineering and Technology
https://www.ohio.edu/engineering/about/meta-engineeringより引用
What is meta-engineering? It's about going beyond the practical application of engineering and technology. And at the Russ College, that's what our students and faculty do every day. They embrace critical thinking. They thrive on hard work and close collaboration. They're creative, able to lead, and interested in the life cycle of designs. Like all engineers and technologists, they're doers. But as meta-engineers, they're even more: They're dreamers who want to use their knowledge, passion, and skills to make a positive impact on the world.
メタエンジニアリングとは何ですか? それは、エンジニアリングとテクノロジーの実用化を超えることです。 そして、ラスカレッジでは、それが私たちの学生と教職員が毎日行っていることです。 彼らは批判的思考を受け入れます。 彼らはハードワークと緊密なコラボレーションで繁栄します。 彼らは創造的で、リードすることができ、デザインのライフサイクルに興味を持っています。 すべてのエンジニアや技術者のように、彼らは実行者です。 しかし、メタエンジニアとして、彼らはさらに多くのことをしています。彼らは、知識、情熱、スキルを使用して世界にプラスの影響を与えたいと考えている夢想家です。(Googleの自動翻訳)
8 Oxford英英辞典(オックスフォード大学出版局[2020])
書店に並んでいる印刷された辞書の最新版は、Oxford英英辞典だった。しかし、そこにもMeta-engineeringの項目はない。僅かに7項目の「meta-」が掲載されているだけで、多くのメタは、まだネット上のことのように思われる。
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