少し前の話ですが。
あっつい夏の日。 『南鑼鼓巷』へ行ってきました。
もはや北京の原宿と化してる(?)この通りだけど、平日の午前中ならまだこの程度。
ここに来るのは数か月ぶり。
とにかく店の入れ替わりが激しい北京。
見覚えのない店があるな~と入ってみたら。
あら、かわいい。
“兎爺”という縁起の良い泥人形が中国にはあるのだけど、それをこじゃれた感じにしたような作品を中心に。
ちょっと昔の生活を切り取ったようなもの。
こっちは・・・歯医者さんか?
“抜歯”の文字の下には『痛くないよ』とあるけど、そんなわけあるかい。
写真撮影OKとのことだったので、遠慮なくパシャパシャさせていただきました。
このお店の作品は伝統的なものにとどまらず。
北欧チックな鶏とか。
いきなりのキリン。
何でもアリだけど、可愛いからま、いっか。
さて、このお店の素敵なところは、レジのスタッフがと~っても感じが良いこと。
ラッピングも。
おみゃ~げ!
みたいに可愛く包装してくれるし、さらにその間、ず~っとニコニコおしゃべりしてくれます。
と、その時。
背後に気配を感じて振り向くと。
そっ、その、鼻の穴のデカいイキモノの隣に横たわるあなたはっ!?
しろねこ。 ばくすい。
にくきゅ~が麗しい。
スタッフに聞くと、お店の奥には子猫が3匹ほどいるらしく、このしろねこさんは(たぶん)そのお父さんらしい。
にこにこスタッフ、爆睡しろねこ・・・と、それだけでも素敵要素てんこもりのお店なんだけど、おまけでもうひとつ。
多くのお店同様、ここにも監視カメラが設置してあるらしい。
でも、よく目にする 『監視カメラ 作動中』 とかいう表示ではなく、こちらでは。
『録像中 請微笑』
つまり、
カメラまわってます。 にっこりね!・・・みたいな感じ?
そういえば、五道営胡同の古い街並みの中で
偶然見つけた小さな美術店にも同じ案内があったな・・・。
ネットで検索してみると、どうやら台湾ではよく目にするみたいですが、
なんでもかんでも取り締まっちゃうぞ!・・・みたいなこの国でこういう表示を見ると、より一層にんまりしてしまうのでした。