北京暮らしを始めてみれば ふたたび

2012年1月から再び北京生活が始まりました。(前回は2003.1~2006.1)

2024.1本帰国しました。

北京で、映画『万引き家族』を観る

2018-08-04 22:33:28 | 北京暮らし いろいろ

昨日。

出かけた先は・・・。

 

 

 

北京の"当代MOMA"という、なんだか不思議な建築が並ぶところ。

 

その中に、映画館があります。

映画館に一歩入ると。

 

 

 

 

日本の映画を始め、各国の映画ポスターが。

上映する映画もこだわりのある作品が並ぶ映画館です。

 

 

 

 

 

 

今月は、シェイクスピアなどの戯曲をベースにした映画が日替わりで上映されるみたい。

 

 

 

 

 

ちなみに、これら名作のチケット代は154元。約2500円と結構高い。

 

 

 

 

で、私たちは何を観に来たかと言いますと。

 

 

 

 

 

 

『万引き家族』

 

 

 

 

この映画館では45元(700円くらい)。 映画の値段は一律ではなく、映画館によってor上映時間などによって多少変動するようです。

 

 

 

 

 

ネットでチケットを購入したのですが、その時の画面を見て初めてリリーフランキーさんの本名を知る。

 

映画のエンドロールでは字幕もアルファベットでリリーフランキーと表示されていましたが、中国のサイトだと安藤サクラさんも漢字表記に。

 

 

 

さて。

この国において外国映画は年間上映本数に制限があり、さらに上映期間も短い・・・というわけで、昨日上映開始するや早速映画館へ。

 

 

 

カンヌ映画祭でのパルム・ドール受賞ということくらいしか事前に情報を入れず観に行ってきたわけですが、私個人は2時間ずっと何か心にヒリヒリするものを感じながら画面に見入っていました。

そして、安藤サクラの演技!

打ちのめされました。

 

 

 

こじんまりとしたスクリーンでしたが、ほぼ満席。

若い人が大半だったけど、年配のご夫婦もちらほら。

 

 

 

 

 

上映が終了したころはもう、すっかり夜。

 

 

 

 

 

昼間とはまた違った不思議感。

 

 

 

 

 

こちらは中国の評価サイト。

辛口で知られるこのサイトでは7点とれば良しとされるところ、8.8点。

中国の人がこの映画で何を感じたのか、口コミをこれからじっくり読んでいこう。

 

 

 

さて。ここで紹介したいのは、中国版の映画ポスター。

映画ポスターをいくつも手掛ける中国人デザイナーによるもので、彼が映画を見て印象に残ったシーンを2つ、それぞれポスターに表現したのだとか。

 

 

 

 

映画館にはこちらのバージョン。

海でのシーン。

この傘を持つ手。 デザイナーが何を感じ取ったのかぐっと伝わってきました。

 

 

 

 

 

もうひとつ、花火バージョン。

これも映画の中で非常に印象的なシーン。

映画をご覧になった方は、ポスターに描かれたこの美しい花火がより一層胸に迫ると思います。

 

 

北京では場所によってはまだ数日間上映するようなので、興味のある方は是非!