行ってきました。7/3 昼の部の丸ベス。
飛行機から見た富士山

無事に羽田に着き、友達がやっているお店へ。大井町のアンクルジュニアさん。東京に住んでいる時に子供ともども仲良くしていただき、お世話になりました。入るなり、カレーのいい匂い。伊丹で昼食を済ませていたのですが、スパイスのいい匂いにつられてカレーをいただきます。辛い、うまい、辛い、うまいとなり、お昼を済ませていたのにもかかわらず、あっという間に完食。しばし、ウン十年前の話に花を咲かせました。
それから、ホテルにチェックイン。「THE MUSIC DAY」を鑑賞します。ジャニーズメドレーでは、村上くんと丸ちゃんが激しく踊っていましたね。すばるくんは、TOKIOさんの「LOVE YOU ONLY」を歌っている時、ためてためてのアイドル顔。素敵でした。テレ東音楽祭でダンサーさんの太ももをなでなでし、腰を抱いて密着していた男丸出しすばるくんとは別人のさわやかさでした。
2日は、明日に備えて早めに就寝しました。
そして、待ちに待っていた当日。
ここから、ネタバレあり注意
耳が遠くなりつつあるおばちゃんが書いてあるので、聞き間違っている所、解釈が違う所があるかもしれません。あくまで個人の感想です。
ガラスに背景が映りこんでしまいました
休憩なしの2時間半。席はC列。今までで一番いい席だと喜んでいたら、中央はA列がなくて、B列が1列目。つまり、C列は2列目!うれしすぎます。神様、ありがとうございます。
舞台はガラス戸に囲まれたような空間に左右に階段があります。
いきなり、激しい戦闘シーンから始まります。殺陣の練習が大変だったのではないかと思いました。そして、勝負が決したにも関わらず、兄弟が殺されたことで逆上する兄弟がマクベスに切りかかります。マクベスは無用の殺し合いをやめさせようとしますが、切りかかってくる兄弟をやむなく殺してしまいます。殺したくないのに殺してしまった。これは、後の王殺しの伏線にもなるのでしょうか。この切ない心情に思わず涙が・・・。泣くのが早すぎて子供に驚かれました。
殺された兄弟は魔物として出てきます。本編では魔女なのに魔物!?と少々不満だったのですが、この魔物がすばらしかった!帽子のひさしの内側にライトがあり、顔を照らすことで不気味さが増します。(下から懐中電灯で顔を照らしてお化けの真似をするかんじです)身のこなしやダンスがすばらしいです。
魔物たちの予言「マクベスはコーダーの領主となり、王になる」「バンクォーは王にならないが、息子やその息子たちが王になる」をバンクォーと共に聞くマクベス。前半、丸ちゃんの科白は聞き取りにくく感じました。いい声を持っているだけに、自信をもって、声を響かせるようにすればいいのにと思いました。後半になるにつれて、よくなってきましたが。戦闘での活躍からコーダーの領主になり、早速、予言がかなったマクベスは妻へ予言の内容と王が来ることを手紙で知らせます。
マクベス夫人は夫からの手紙を読みます。マクベス夫人の科白が早口で聞き取りにくかったです。もう少し低めに話すとたくらんでいるようだし、聞き取りやすいのではと思いました。城に戻ったマクベスは、マクベス夫人にキス。「えっ、本当にしているよね」とビックリ。マクベスは、夫人に馬乗りになり、首筋などにキスの嵐。しかし、夫人はマクベスを制して王殺しを持ちかけます。そんなことより夫人を抱きたいのにと欲求不満気味のマクベスでしたが、夫人の言葉から徐々に王を殺して自分が王になるという企みが心の中を大きく占めてきます。
夫人に地位と権力の魅力を吹き込まれるうちに、物事ごとが正しく見えなくなってきたマクベス。ふと見ると、空中に浮かぶ剣が。まるで、剣をつかんで、王冠を手に入れろと誘うように。ここでの魔物たちと丸ちゃんのダンスは、いいです。
その夜、とうとう、王を殺してしまったマクベス。マクベスが血に染まった剣を持ちだしたのを見て、夫人は腹を立て、王の従者に王殺しの罪をきせるため剣を従者に持たせようと殺しの現場へ入ります。
翌日、王の死体が発見され大騒ぎとなります。このとき、丸ちゃんは裸にガウン姿。腹筋は割れていなかったです。軍人ならば、腹筋は割れてほしかったなあ。マクベスは、王を殺された憤激で、王を殺した従者を殺します。という口実で口封じ。王の息子たちは、暗殺を恐れて逃亡します。
マクベスは、予言を一緒に聞いたバンクォーが王殺しの犯人に疑問をもつだろうと思い、殺し屋を依頼します。バンクォーの子孫が王になるという予言を聞いたマクベスは、王冠を奪われることを恐れバンクォーの息子フリーランスも殺すことにします。バンクォーは殺されますが、フリーアンスは逃げのびるのでした。
マクベスが王となった祝いの席。マクベスは、殺したバンクォーの亡霊を見て取り乱します。夫人は、持病だと言って取り繕いますが、回りは怪しみます。
不安にかられたマクベスは、もう一度、魔物に予言をもらいに行きます。魔物たちは鍋に不気味なものとマクベスの血を入れてかき混ぜ、幻を見せます。臍の緒のついた胎児や少年から森が動かないかぎり負けない、女の腹から生まれた者には負けないと予言を受けます。森が動くことはありえません。女の腹から生まれない者なぞいません。安堵するマクベス。しかし、バンクォーの子孫が王になるのは本当かと問うた時、王冠をかぶったバンクォーの子孫の幻影が現れ、マクベスはうろたえるのでした。
一方、マクダフは、マクベスを疑い逃亡します。マクダフの家族は、マクベスによって殺されてしまいます。このとき、赤ちゃんが壁に打ち付けられ殺されてしまうのが、見ていてつらかったです。この時代の非情さを表しているのでしょうか。
夫人は、夢遊病のようになり、あたかも手についた血を洗うような仕草をします。このとき、夫人の白いドレスには、お尻のあたりに赤いしみが。王を殺した血で罪の重さを表しているのでしょうか?それとも、流産しマクベスの跡継ぎがいないことを暗示しているのでしょうか?マクベスはなんとか夫人を助けようとしますが、夫人は罪に耐えかね自殺。でも、マクベスは運命共同体の妻が死んでも、あっさりしたもの。もう、このあたりから何も感じることがなくなっていたのでしょう。
そこへ、森が迫ってくるという一報が。マクダフと先王の息子が率いる軍が木の枝で体を隠し進軍してきたのです。そこで、妻子を殺され復讐の鬼となったマクダフがマクベスと戦います。実は、マクダフは難産で死んだ母の腹を裂いて生まれた子どもだと言うのです。つまり、女の腹から生まれていない!絶望して殺されるマクベス。狂気に翻弄されるマクベス、本当は優しい心の持ち主が罪悪感で狂っていく様子に涙が流れました。マクベスの首がそろそろと空中をのぼっていきます。この生首が私には違和感がありましたが。
最後は中央のスクリーンに赤い血が流れて・・・。血にまみれた話が終わります。
すると、割とすぐに舞台で倒れていた役者さんたちが立ち上がってカーテンコール。私は、まだ芝居が続くのかと思ってしまいました。余韻を残してほしかったです。カーテンコールでは、マクダフ役の方が息をきらしていて、熱演だったのだと思いました。
丸ちゃんは汗をとばす熱演。(子どもは、丸ちゃんが出て来たら、すごくいい匂いがしたと言っていました。残念ながら、私は感じませんでした)鈴木裕美さんのすばらしい演出。圧巻の魔物たち。チェロや打楽器の生演奏。そして、なんと言ってもシェイクスピアの原作のすばらしさには舌を巻いてしまいます。子どもたちは、マクベスの筋を知りませんでしたが、よかったと言っていました。
でも、私はあえて言わせてもらいます。丸ちゃん、君はもっとできるはずだ!熱演ですが、演技に迷っているようにも感じました。君の信じるマクベスを悩まずに演じ切ってください。魔物やマクダフやバンクォーと比べず、自分を信じて、開き直ってください。丸ちゃんなら、できる!!
そして、千秋楽まで、どうぞ無事につとめあげられますように。


無事に羽田に着き、友達がやっているお店へ。大井町のアンクルジュニアさん。東京に住んでいる時に子供ともども仲良くしていただき、お世話になりました。入るなり、カレーのいい匂い。伊丹で昼食を済ませていたのですが、スパイスのいい匂いにつられてカレーをいただきます。辛い、うまい、辛い、うまいとなり、お昼を済ませていたのにもかかわらず、あっという間に完食。しばし、ウン十年前の話に花を咲かせました。
それから、ホテルにチェックイン。「THE MUSIC DAY」を鑑賞します。ジャニーズメドレーでは、村上くんと丸ちゃんが激しく踊っていましたね。すばるくんは、TOKIOさんの「LOVE YOU ONLY」を歌っている時、ためてためてのアイドル顔。素敵でした。テレ東音楽祭でダンサーさんの太ももをなでなでし、腰を抱いて密着していた男丸出しすばるくんとは別人のさわやかさでした。
2日は、明日に備えて早めに就寝しました。
そして、待ちに待っていた当日。
ここから、ネタバレあり注意
耳が遠くなりつつあるおばちゃんが書いてあるので、聞き間違っている所、解釈が違う所があるかもしれません。あくまで個人の感想です。

休憩なしの2時間半。席はC列。今までで一番いい席だと喜んでいたら、中央はA列がなくて、B列が1列目。つまり、C列は2列目!うれしすぎます。神様、ありがとうございます。
舞台はガラス戸に囲まれたような空間に左右に階段があります。
いきなり、激しい戦闘シーンから始まります。殺陣の練習が大変だったのではないかと思いました。そして、勝負が決したにも関わらず、兄弟が殺されたことで逆上する兄弟がマクベスに切りかかります。マクベスは無用の殺し合いをやめさせようとしますが、切りかかってくる兄弟をやむなく殺してしまいます。殺したくないのに殺してしまった。これは、後の王殺しの伏線にもなるのでしょうか。この切ない心情に思わず涙が・・・。泣くのが早すぎて子供に驚かれました。
殺された兄弟は魔物として出てきます。本編では魔女なのに魔物!?と少々不満だったのですが、この魔物がすばらしかった!帽子のひさしの内側にライトがあり、顔を照らすことで不気味さが増します。(下から懐中電灯で顔を照らしてお化けの真似をするかんじです)身のこなしやダンスがすばらしいです。
魔物たちの予言「マクベスはコーダーの領主となり、王になる」「バンクォーは王にならないが、息子やその息子たちが王になる」をバンクォーと共に聞くマクベス。前半、丸ちゃんの科白は聞き取りにくく感じました。いい声を持っているだけに、自信をもって、声を響かせるようにすればいいのにと思いました。後半になるにつれて、よくなってきましたが。戦闘での活躍からコーダーの領主になり、早速、予言がかなったマクベスは妻へ予言の内容と王が来ることを手紙で知らせます。
マクベス夫人は夫からの手紙を読みます。マクベス夫人の科白が早口で聞き取りにくかったです。もう少し低めに話すとたくらんでいるようだし、聞き取りやすいのではと思いました。城に戻ったマクベスは、マクベス夫人にキス。「えっ、本当にしているよね」とビックリ。マクベスは、夫人に馬乗りになり、首筋などにキスの嵐。しかし、夫人はマクベスを制して王殺しを持ちかけます。そんなことより夫人を抱きたいのにと欲求不満気味のマクベスでしたが、夫人の言葉から徐々に王を殺して自分が王になるという企みが心の中を大きく占めてきます。
夫人に地位と権力の魅力を吹き込まれるうちに、物事ごとが正しく見えなくなってきたマクベス。ふと見ると、空中に浮かぶ剣が。まるで、剣をつかんで、王冠を手に入れろと誘うように。ここでの魔物たちと丸ちゃんのダンスは、いいです。
その夜、とうとう、王を殺してしまったマクベス。マクベスが血に染まった剣を持ちだしたのを見て、夫人は腹を立て、王の従者に王殺しの罪をきせるため剣を従者に持たせようと殺しの現場へ入ります。
翌日、王の死体が発見され大騒ぎとなります。このとき、丸ちゃんは裸にガウン姿。腹筋は割れていなかったです。軍人ならば、腹筋は割れてほしかったなあ。マクベスは、王を殺された憤激で、王を殺した従者を殺します。という口実で口封じ。王の息子たちは、暗殺を恐れて逃亡します。
マクベスは、予言を一緒に聞いたバンクォーが王殺しの犯人に疑問をもつだろうと思い、殺し屋を依頼します。バンクォーの子孫が王になるという予言を聞いたマクベスは、王冠を奪われることを恐れバンクォーの息子フリーランスも殺すことにします。バンクォーは殺されますが、フリーアンスは逃げのびるのでした。
マクベスが王となった祝いの席。マクベスは、殺したバンクォーの亡霊を見て取り乱します。夫人は、持病だと言って取り繕いますが、回りは怪しみます。
不安にかられたマクベスは、もう一度、魔物に予言をもらいに行きます。魔物たちは鍋に不気味なものとマクベスの血を入れてかき混ぜ、幻を見せます。臍の緒のついた胎児や少年から森が動かないかぎり負けない、女の腹から生まれた者には負けないと予言を受けます。森が動くことはありえません。女の腹から生まれない者なぞいません。安堵するマクベス。しかし、バンクォーの子孫が王になるのは本当かと問うた時、王冠をかぶったバンクォーの子孫の幻影が現れ、マクベスはうろたえるのでした。
一方、マクダフは、マクベスを疑い逃亡します。マクダフの家族は、マクベスによって殺されてしまいます。このとき、赤ちゃんが壁に打ち付けられ殺されてしまうのが、見ていてつらかったです。この時代の非情さを表しているのでしょうか。
夫人は、夢遊病のようになり、あたかも手についた血を洗うような仕草をします。このとき、夫人の白いドレスには、お尻のあたりに赤いしみが。王を殺した血で罪の重さを表しているのでしょうか?それとも、流産しマクベスの跡継ぎがいないことを暗示しているのでしょうか?マクベスはなんとか夫人を助けようとしますが、夫人は罪に耐えかね自殺。でも、マクベスは運命共同体の妻が死んでも、あっさりしたもの。もう、このあたりから何も感じることがなくなっていたのでしょう。
そこへ、森が迫ってくるという一報が。マクダフと先王の息子が率いる軍が木の枝で体を隠し進軍してきたのです。そこで、妻子を殺され復讐の鬼となったマクダフがマクベスと戦います。実は、マクダフは難産で死んだ母の腹を裂いて生まれた子どもだと言うのです。つまり、女の腹から生まれていない!絶望して殺されるマクベス。狂気に翻弄されるマクベス、本当は優しい心の持ち主が罪悪感で狂っていく様子に涙が流れました。マクベスの首がそろそろと空中をのぼっていきます。この生首が私には違和感がありましたが。
最後は中央のスクリーンに赤い血が流れて・・・。血にまみれた話が終わります。
すると、割とすぐに舞台で倒れていた役者さんたちが立ち上がってカーテンコール。私は、まだ芝居が続くのかと思ってしまいました。余韻を残してほしかったです。カーテンコールでは、マクダフ役の方が息をきらしていて、熱演だったのだと思いました。
丸ちゃんは汗をとばす熱演。(子どもは、丸ちゃんが出て来たら、すごくいい匂いがしたと言っていました。残念ながら、私は感じませんでした)鈴木裕美さんのすばらしい演出。圧巻の魔物たち。チェロや打楽器の生演奏。そして、なんと言ってもシェイクスピアの原作のすばらしさには舌を巻いてしまいます。子どもたちは、マクベスの筋を知りませんでしたが、よかったと言っていました。
でも、私はあえて言わせてもらいます。丸ちゃん、君はもっとできるはずだ!熱演ですが、演技に迷っているようにも感じました。君の信じるマクベスを悩まずに演じ切ってください。魔物やマクダフやバンクォーと比べず、自分を信じて、開き直ってください。丸ちゃんなら、できる!!
そして、千秋楽まで、どうぞ無事につとめあげられますように。