くさくさする日

　仕事場で腹が立つことがあった。
　普段は、美味しいものを食べるとご機嫌になるのだが、それでも気持ちはおさまらない。
　「ジャニ勉」でやっていたアロマキャンドルを買ったのが届いたので、キャンドルに灯をともす。

グラス入りキャンドル　チュベローズ＆ガーデニア

　香りは思ったほどしない。けれども、炎の揺らぎがいい。不思議なことに見ていて飽きない。微妙に形を変える炎を見ていると、心が落ち着いてくる。
　キャンドルをお風呂に持ち込み、風呂ふたに置いて入浴。洗面所も浴室の電気も消し、真っ暗な中でキャンドルの炎を見つめる。こうして自分の心の折り合いをどうにかつけた。
　キャンドルは、短時間の使用を繰り返すと芯の周りの中心部のロウだけが溶けていく。ロウと芯を均等に使用するためには、溶けたロウが表面全体に広がるまで使用するのがいいらしい。（キャンドルの大きさにもよるが最低１時間くらい）
　また、息でキャンドルを吹き消すと、煙や匂いが出てしまうので、ピンセットで芯を溶けたロウの中に浸して消すのがいいのだとか。（次の使用時のために、溶けたロウに倒した芯は、必ず真っすぐに立て直すこと。）実際にやってみると、煙もたたず、いい香りが残った。

　母からの電話も同じことを何回も繰り返すので「だから、さっきから何べんも言うたやん！」とつい声を荒げてしまった私。明日は、イライラせずに穏やかに過ごしたい。