ささやかな幸せ

SUPER EIGHT、本、美術鑑賞、俳句、お茶が好き!
毎日小さな幸せを見つけて暮らしたい。

「河鍋暁斎」「境界のむこう」

2019-05-09 20:59:00 | 美術鑑賞
 横山くん、お誕生日おめでとうございます。

「没後130年 河鍋暁斎」 2019年4月6日-5月19日 兵庫県立美術館

美女の袖を引く骸骨たち 骸骨だけに扇子も骨だけ


新富座妖怪引幕(仮名垣魯文贈) 迫力

●九尾の狐図屏風 富士山をエサに九尾の狐を釣ろうとしている
●日光地取絵巻 スケッチなのに完成度が高い
●花を活ける骸骨下絵 ユーモラス。結構好き。
●江戸名所築地浪除乃夜景 着物の柄が鹿人間だったり、タコだったり。帯の模様が河童だったり。
●暁斎楽画第五号不動明王開化 剣菱の酒?
●文昌星之図 よーく見ると右端に星がキラリン

 やはり、上手い。下絵だけで十分上手いのに、朱が入ったり、紙を貼って描き直している。色の指定をしているものも。華籠を持つ天女など下絵でも見ていて感動する。
 しかし、2008年に京都国立博物館で見た「絵画の冒険者 暁斎 近代へ架ける橋」と比べるとやや物足りない気がした。

「境界のむこう」 2019年3月16日-6月23日 兵庫県立美術館

米田知子<ジョイスの眼鏡-シルヴィア・ピーチへの手紙を見る>

 兵庫県立美術館のコレクション展。大好き、こんなの。


吉原治良 作品


白髪一雄  左 東方浄瑠璃世界    右 サッ・ダルマ・プンダリーカ・スートラ

元永定正 赤から黒へ


孫雅由 色の位置から石の作法へ OC89-18
わあ、スゴイと思って見る。この石は、武庫川で採ったもの。1920年代に武庫川の改修工事が行われ、危険な重労働に多くの労働者たちが命を落としたという。その中には、在日韓国朝鮮人がたくさんいたらしい。その事実を知ると石の一つ一つが命に見えてくる。


福岡道雄 手前 石を落とす 向う 自分の穴を掘る2


舟越桂 消えない水滴


堀内正和 線a


松井紫朗 Window Flare R8


今井源 レイゾウコとヤカン 私が一番好きな作品。冷蔵庫の中に針金で作ったシダがある。



コメント
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