ささやかな幸せ

SUPER EIGHT、本、美術鑑賞、俳句、お茶が好き!
毎日小さな幸せを見つけて暮らしたい。

「浮世絵コレクション」「ギュスターヴ・モロー展」

2019-09-11 22:30:30 | 美術鑑賞
 安くん、お誕生日おめでとうございます。フェス、舞台、ツアーの練習と大変だと思いますが、どうかお体に気をつけてください。

「メアリー・エインズワース 浮世絵コレクション 初期浮世絵から北斎・広重まで」2019.8.10~9.29 大阪市立美術館
開館時間=午前9時30分~午後5時 休館日=月曜日(祝祭日の場合は開館、翌火曜日休館)

右 葛飾北斎「富嶽三十六景 凱風快晴」 おなじみの
左 喜多川歌麿「九月九日 重陽」 今の季節にピッタリ


歌川国芳「二十四孝童子鑑 大舜」 象のしわ・・・象がごつい


歌川広重「名所江戸百景 浅草田甫酉の町詣」 ねこがかわいい。酉の市ということであちこちに鳥が

●奥村政信「柳下で涼む遊女」 香炉に立てる線香花火が描かれている(線香花火参照)
●鳥文斎栄之「風流やつし源氏 朝顔」 紅嫌い(紅を使わず、墨・紫など色数をしぼったもの)渋い
●喜多川歌麿「当時遊君生写 松葉屋 染之助」 染之助を描いたものが他に二つあるが、歌麿の描いたものが一番きれい
●東洲斎写楽「二代目小佐川常世の一平姉おさん」 性格や個性までわかりそう
●喜多川歌麿「柿もぎ」 大勢で柿をもぐ姿が楽しそう
●葛飾北斎「富嶽三十六景 東海道金谷之不二」 波の表現がおもしろい
●歌川国芳「東都名所 佃嶋」 橋の下を通る舟の構図がおもしろい
●歌川広重「名所江戸百景 亀戸梅屋舗」 ゴッホが模したもの

 浮世絵の歴史、黒一色の墨摺絵から少ない色数の紅摺絵、さらに錦絵という流れがよくわかった。また、同じもので刷が違うと全然違ったものになるのがおもしろかった。(歌川広重の「名所江戸百景」など)

 帰ろうと思ったらすごい夕立。小降りになるまで常設展を見る。これが意外とよかった。櫛やかんざしの細工の美しいこと、美しいこと。これを男の人が女の人にプレゼントするというのも納得。

「ギュスターヴ・モロー展 サロメと宿命の女たち」2019.7/13~9/23 あべのハルカス美術館
開館時間=10:00~20:00(火~金) 10:00~18:00(月土日祝) 休館日=7/22、7/29、8/5

出現 怒っているようなヨハネの首に毅然と対峙するサロメが力強い。背景の線描が素敵


一角獣 好きな作品

●ポリーヌ・モロー モローの母だが、めっちゃキレイ。アイドルかっ!?と突っ込みたくなる
●サロメ 暗い背景から白く浮かび上がるようなサロメがキリリと美しい
●バテシバ 透けているバテシバの姿に自分の意志に関係なく運命に翻弄された感じが出ている
●クレオパトラ 広い宮殿を描くことでクレオパトラの孤独を表しているよう

 女の人を描いているが、女性の意志や気持ちが出ているような気がした。
 サロメを見ていたら映画「累」で土屋太鳳ちゃんがサロメを踊るシーンを思い出した。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする