ささやかな幸せ

SUPER EIGHT、本、美術鑑賞、俳句、お茶が好き!
毎日小さな幸せを見つけて暮らしたい。

「少女都市からの呼び声」感動!

2023-08-22 23:00:05 | 関ジャニ∞
安くん主演の舞台「少女都市からの呼び声」を観劇してきた。


 な、なんと!1列目の真ん中。全体的には見にくかったが、安くんの彫刻のような彫の深いお顔を間近に見ることができて幸せ。それにしても、子どもの運の強さよ。あなたには、これからいいことがどんどんある予感がする。

 唐十郎さんの戯曲でアングラ演劇。脚本を読んだけれども、よくわからなかった。不安だが、現代アートを見るように好きか嫌いか感覚で楽しもうと思った。
 見終わった感想は、よかった!感動し、涙が出た。なんでか知らんけど。以下、感想を羅列する。

 演出がよかった。オープニングのスクリーンに映し出される月。月の黒い影は、胎児の形。これからのことを提示する感じ。提灯の灯りと大正琴の音が不思議な感じ。

 六平さんと肥後さんの狂言回しがおもしろい。「なんてジメジメした陽気だろう」と繰り返す科白も印象的。「るーるーるー」とドラマ「北の国から」のキタキツネを呼ぶ声を出したり。ビッグモーターをこすったりするところは、歌舞伎っぽい(歌舞伎では、芝居の途中で今時のギャグを入れたり、阪神の試合経過を知らせたりすることがある)肥後さんは、森本レオの機関車トーマスの語りの真似などするがお上手。風間杜夫さんが観劇にきていることから、風間杜夫さんの真似を振られると、「スチュワーデス物語」の教官の真似を。残念ながらあまり似ていなかったが、懐かしかったなあ。ダチョウ倶楽部のドンと飛ぶ振りを客席でしたり、楽しかった。肥後さんって、芝居がお上手だとは知らなかったあ。
 そして、六平さん。あの笑顔にやられました。ちょっとファンになりました。2回目の登壇のときに、鼻にティッシュを詰めて、客席に飛ばす!目の前に飛んできたので記念に持って帰る。東京公演では、厄除けに持って帰る人がいるとか。キレイな水で湿らせているので汚くないそう。


 雪子役の咲妃みゆさんがはまり役。透明感や儚さが雪子そのもの。宝塚出身だけあって、バレエも華麗。途中で分娩台みたいなのに乗り、足だけ出して演技をするのだが、これが上手い。足が話をしているみたい。あとで大倉くんと成田凌くん主演の「窮鼠はチーズの夢を見る」に出ていたと知ってビックリ。大倉くんと夫婦役だったが、あまり印象なかったなあ。

 子宮虫たちの衣裳は、白いエプロンの裏が赤い血のようなあと。経血のようでビックリ。咲妃みゆさんの衣裳も素敵だった。特に白の衣裳(雪のドレス)が純潔や無垢をあらわしているようで似合っていた。

 実は、一列目のみ客席にビニールが用意されていて、飛沫物があったら、ビニールで防ぐようになっていた。ドキドキしていたら、ラムネの瓶を開けるところだったのかな。ほとんど飛んでこなかった。期待していただけに、ちょっとは飛沫がかかりたかったりして。

 最後はたくさんのビー玉が流れ込む。音とか、ビー玉のキラキラ感とか印象的。

 安くんは、熱量がすごかったな。違和感なく、世界に引き込まれた。

 いやあ、本当によかった。幸せだった。

 

 
コメント
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