『月の満ち欠け』

　関ジャニのアルバム「ジャム」に入っていた「S.E.V.E.N転び E.I.G.H.T起き」　アルバムで聞いた時、「まーこのー」「あーそのー」という横山くんと村上くんの掛け合いは好きだったが、歌自体はそんなに好きではなかった。でも、ライブで聞いたらノリがいいので結構好きになった。こんなこともあるのねえ。

『月の満ち欠け』佐藤正午　岩波書店
　自分が命を落とすようなことがあったら、もういちど生まれ変わる。月のように。いちど欠けた月がもういちど満ちるようにー　そして、あなたの前に現れる。　　　この娘は、いまは亡きわが子？いまは亡き妻？いまは亡き恋人？三人の男と女の人生が交錯する。直木賞受賞作。
　なんとなくぼんやりと輪郭はつかめているのだが、本当はどうなのか知りたくて、どんどんのめりこんでいった。最後はパアッと目の前が広がるような感覚でよかった。目頭があつくなった。
　章の時計のイラストは現在の時刻を表し、月のイラストは主人公たちの心模様を表しているのだろうか。
　読んでいるうちに若い時に聞いたユーミンの「REINCARNATION」の歌を急に思い出した。