期待せずに読んだ本が、思いがけずおもしろかった時の喜びはとても大きい。それが、『コウノトリと六人の子どもたち』
『コウノトリと六人の子どもたち』M・ディヤング作 遠藤寿子訳 岩波書店
オランダの小さな漁村。リーナは、昔は幸せをよぶコウノトリが村によく来ていたのに、今はどうして来ないのだろうと考える。巣を作るために屋根に荷車の輪を乗せたらどうだろう。学校の六人の子どもたちは、コウノトリを呼ぶために車輪を探すが、車輪を見つけるのは大変。そして、村人を巻き込んでの大騒動になる。
子どもたちが、車輪を探すための冒険はハラハラドキドキ。車輪を運び、屋根に運ぶ大人たちの協力は、優しく愛に満ちていて、心が温かくなる。いいものを読んだとしみじみと思った。
挿絵は、『かいじゅうたちのいるところ』のセンダック。
ちなみに、幸せを運ぶとか赤ちゃんを連れてくるといわれているのは、ヨーロッパコウノトリ(シュバシコウ)。アフリカで冬を越し、春にヨーロッパにやってくる。
兵庫県の鳥であるコウノトリは、種類が違うといわれている。アジアのコウノトリは、ロシアの湿原で夏を過ごし、冬にアジアにやってくるが、たまに気に入った土地で留まることがあるそうだ。
『カモメに飛ぶことを教えて猫』ルイス・セプルベダ 河野万里子訳 白水社
重油にまみれた瀕死のカモメが下りたったのは、黒猫ゾルバの家。カモメは、ゾルバに卵を食べずにめんどうをみて、カモメのひなに飛ぶことを教えることを約束させる。そして、カモメは死に、卵が残された。果たして、ゾルバはカモメとの約束を守って、ひなを無事に育てられるのか?
5年生の国語の教科書でオススメの本として、載っていた。しかし、ルビはあまりない。う~ん。児童書というよりは、ヤングアダルトのジャンルに入るのではと思うが・・・。それなりにおもしろかったが、『コウノトリと六人の子どもたち』を読んだ後では、どうしても印象が弱くなる。
『コウノトリと六人の子どもたち』M・ディヤング作 遠藤寿子訳 岩波書店
オランダの小さな漁村。リーナは、昔は幸せをよぶコウノトリが村によく来ていたのに、今はどうして来ないのだろうと考える。巣を作るために屋根に荷車の輪を乗せたらどうだろう。学校の六人の子どもたちは、コウノトリを呼ぶために車輪を探すが、車輪を見つけるのは大変。そして、村人を巻き込んでの大騒動になる。
子どもたちが、車輪を探すための冒険はハラハラドキドキ。車輪を運び、屋根に運ぶ大人たちの協力は、優しく愛に満ちていて、心が温かくなる。いいものを読んだとしみじみと思った。
挿絵は、『かいじゅうたちのいるところ』のセンダック。
ちなみに、幸せを運ぶとか赤ちゃんを連れてくるといわれているのは、ヨーロッパコウノトリ(シュバシコウ)。アフリカで冬を越し、春にヨーロッパにやってくる。
兵庫県の鳥であるコウノトリは、種類が違うといわれている。アジアのコウノトリは、ロシアの湿原で夏を過ごし、冬にアジアにやってくるが、たまに気に入った土地で留まることがあるそうだ。
『カモメに飛ぶことを教えて猫』ルイス・セプルベダ 河野万里子訳 白水社
重油にまみれた瀕死のカモメが下りたったのは、黒猫ゾルバの家。カモメは、ゾルバに卵を食べずにめんどうをみて、カモメのひなに飛ぶことを教えることを約束させる。そして、カモメは死に、卵が残された。果たして、ゾルバはカモメとの約束を守って、ひなを無事に育てられるのか?
5年生の国語の教科書でオススメの本として、載っていた。しかし、ルビはあまりない。う~ん。児童書というよりは、ヤングアダルトのジャンルに入るのではと思うが・・・。それなりにおもしろかったが、『コウノトリと六人の子どもたち』を読んだ後では、どうしても印象が弱くなる。
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